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28話:次元バッグの強化と自動拾得機能

読者の皆さん、こんにちは!第28話をお届けします。

次元バッグの強化を目指し、道具屋の紹介状を手に魔導具店を探すフリーシア。

街の門番・グスタフの案内で辿りついた店で待っていたのは、美しき魔導具職人セレスティヤでした!

無事に念願の「自動拾得(オートルート)」機能を搭載した次元バッグを手に入れたフリーシアは、さっそく蜂のダンジョンでその神機能を検証!

アイテムを拾う手間が省けたガチゲーマーの爆速周回が、さらに加速します!


---


第28話:次元バッグの強化と自動拾得機能


道具屋のバーンズ店主が描いた大雑把な地図を広げ、首をかしげながら目的の魔導具店を探していたフリーシア。そこへ通りがかった聞き覚えのある声が声をかけてきた。


「おや、フリーシアちゃんじゃないか。どこへ行くんだい?」


街の門番であるグスタフが、親しみやすい笑顔を浮かべながら近づいてきた。


「魔導具店を探しているんですけど、道に迷ってしまって……」


フリーシアが困り顔で地図を見せると、グスタフは紙に書かれた落書きのような線を覗き込み、「ハハハ!」と声を上げて笑った。


「なんだ、セレスティヤのババアの店か! ちょうど手が空いているから、俺が案内してあげるよ」


フリーシアはパッと表情を明るくし、礼を言った。


「ありがとうございます、グスタフさん!」


……


しばらく歩くと、二人は古風な佇まいの魔導具店の前に到着した。グスタフは遠慮なく扉を押し開け、店内へ向かって大声を張り上げた。


「たのもう! セレスティヤのババア、いるかー!?」


「大声を張り上げて何事よ、このバカ兵士!」


店の奥から甲高い声が響き渡り、一人の女性が姿を現した。少し年長に見えるものの、その姿と容姿は目を見張るほど美しく、フリーシアと思わず見とれてしまうほどだった。彼女こそが、この店の主である魔導具職人セレスティヤであった。


「お客さんを連れてきてやったんだよ」


グスタフが胸を張ってフリーシアを示した。


フリーシアは丁寧にお辞儀をし、紹介状を差し出した。


「道具屋のバーンズさんから、こちらにお伺いするようにと言われました」


セレスティヤは紹介状を受け取ると、一瞬だけ目を通し——迷うことなくゴミ箱へ破り捨てた!


「キャッ!?」


フリーシアとグスタフは目を丸くして大声を上げた。


驚く二人を見て、セレスティヤは呆れたように手を振った。


「気にしないで。あいつの書くことなんてどうせくだらない雑談よ。要するに、その子の次元バッグを強化してほしいって内容でしょ?」


(なんだか……ゲームでよくあるお使いクエストみたいな展開ね……)


フリーシアが心の中でボソッと呟くのを、グスタフは不思議そうな顔で見つめていた。


「それで、強化したいバッグはどれかしら?」


セレスティヤが本題に入ると、フリーシアは腰のバッグを素早く外して手渡した。


「これです!」


「容量の拡張と、ついでに『自動拾得』の機能も追加したいんでしょ?」


「はい! お値段は……おいくらになりますか?」


フリーシアは少しドキドキしながら尋ねた。


「セットで頼むと普通は6万から7万銅貨くらい取るんだけど……まあ、あいつの紹介だし、特別に5万銅貨でやってあげるわ」


「買います!」


フリーシアは迷わず即答した。プロゲーマーとして、長期的かつ効率的な周回速度を上げるための投資なら、この価格は破格と言ってよかった。


「ここで1時間ほど待つか、明日の朝に取りに来てもいいわよ。魔法陣の組み込みなんてすぐ終わるから」


「では、明日の朝に取りに来ます。もう暗くなってきましたし、早く帰って家族とご飯を食べないと」


契約を済ませたフリーシアは二人に別れを告げ、いつものように美味しいお惣菜を買い込んで家路に就いた。


……


翌朝——。


冒険者ギルドでハチミツの採取クエストを受注したフリーシアは、セレスティヤの店で完成した次元バッグを受け取り、そのまま「蜂のダンジョン」へと直行した。


まずは手始めにボス「レッドスティンガー」をサクッと討伐。続いて取り巻きの「レッドワスプ」たちを狩る周回ルートへと移行した。


そして、奇跡の瞬間が訪れる!


シュッ——! ズドン!


氷の結晶が空中を飛ぶ風蜂を撃破した瞬間、本来なら地面に落ちるはずのハチミツの雫が、ふわりと宙を舞ってフリーシアの腰バッグへと吸い込まれるように収まったのだ!


[ システム注記:自動拾得機能は、バッグの所有者が討伐したモンスターのドロップアイテムにのみ反応して回収を行います ]


(すごい……! モンスターを倒した瞬間に、アイテムが勝手にバッグに入ってくる……!)


フリーシアの瞳が歓喜で輝いた。


(これなら、わざわざ屈んでアイテムを拾うタイムロスがゼロになるわ。ノンストップで無限に狩り続けられる……!)


小さなプロゲーマーは満足げに笑みを浮かべると、狙撃手の如き構えで次のターゲットへと狙いを定めるのだった。


---


[ ステータス - キャラクター情報 ]


* 名前: フリーシア・ベアハート (Freesia Bearheart)

* 職業: スカウト (Scout)

* Base Level: 16 | Job Level: 21

* 特殊装備: カスタム次元バッグ (容量2倍拡張 + 自動拾得機能搭載)


【 習得スキル一覧 】


* [ ラピッドスロウ (Rapid Throw) ] Lv.10 (MAX)

* [ 投擲修練 (Throwing Mastery) ] Lv.10 (MAX)

* [ ハイディング (Hiding) ] Lv.2

* [ トラップリサーチ (Trap Research) ] Lv.1 (MAX)

* [ 氷生成の基本魔法 ] Lv.5


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第28話をお読みいただきありがとうございました!


門番グスタフの案内で出会った美しき職人セレスティヤにより、ついに次元バッグの強化が完了!

追加された「自動拾得(オートルート)」機能により、ドロップアイテムの拾い集めというタイムロスが完全に消失しました!


アイテム拾いの手間から解放され、ますますソロ周回に磨きがかかるフリーシア。

さらなるレベルアップとスキルの検証を重ねる彼女の冒険に、ぜひご期待ください!


面白いと思っていただけましたら、ぜひ評価やブックマーク登録で応援していただけると大きな励みになります!

それでは、次回の更新でお会いしましょう!

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