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第23話:パーティプレイと新たな目標

読者の皆さん、こんにちは!第23話をお届けします。

前話で「ローヤルゼリー」を売却して大金を手に入れたフリーシアは、さらなる効率化を目指して防具の買い替えへと向かいます。

新調した高性能なブラックボディスーツを身に纏うものの、その可愛らしさからギルドで再び大騒ぎに巻き込まれることに!

プロゲーマーならではの完璧なタイムスケジュール管理と徹底した周回ループにより、爆速でレベルアップを果たしていくフリーシアの活躍をどうぞお楽しみください!

冒険者ギルドへ超レアアイテムであるローヤルゼリーを売却し、大金を手に入れたフリーシア。部屋へ戻る前に食事を買うため街を歩いていた彼女が次に向かったのは、いつもの武具店だった。


「やあ、お嬢ちゃん! 今日は何をお探しだい?」


ふくよかな体型の店主は、幼い常連客の顔を見るなり愛想の良い笑顔で声をかけてきた。


「回避性能を重視した装備が欲しいんです」


フリーシアは淡々と答えた。


「おや! てっきりメイジ用の布の法衣でも探しに来たのかと思ってたよ」


少女は一瞬ギクッと動きを止め、白い頬をほんのり朱に染めた。少し照れくさそうにしながらも、すぐさま平静を装う。幸いにも店主はそれ以上からかうことなく、店の奥へと消えていった。しばらくして、カウンターの上に一つの防具箱が運び出された。


箱の中に収められていたのは、身体にぴったりとフィットする伸縮性と耐久性に優れた黒のボディスーツ。そして膝上まで伸びる同素材のロングレザーブーツのセットだった。


「おじさんのイチオシはこれだな! 回避性能が大幅に上がるうえに、AGI(素早さ)が10も上がるんだ! 同ランクの防具の中じゃ破格の性能だよ。スカウトやエクスプローラーの女性陣にすごく人気のセットなんだ」


フリーシアは箱の中の黒いボディスーツを見つめた。子供が着るには少し身体のラインが出すぎている気もしたが……AGI+10という強力なステータス補正を前にして、ガチゲーマーとしての脳は迷うことなく即答していた。


「見た目はその……まあいいわ。おじさん、このセットをください!」


……


翌朝、冒険者ギルドにて。


フリーシアは恥ずかしさからうつむき加減でギルド内へと歩を進めていた。華奢な身体にぴったりとフィットした黒のボディスーツと、白く透き通るような肌や黒髪とのコントラスト。そして膝上のロングブーツが、彼女の可愛らしさと凛々しさを同時に引き立てている。少女は照れくさそうに受付カウンターの前で足を止めた。


「リザさん……クエストの受注をお願いします」


リザが声の方へと振り向くと、その目は驚きで丸く見開かれた。


「まあ、素敵! フリーシアちゃん、今日の格好すごくかわいいわよ!」


リザの歓声が響き渡った瞬間、ギルド内のほぼ全ての冒険者たちの視線が一斉に突き刺さった! 数秒後には、ファンクラブのメンバーや先輩冒険者たちがテーブルを囲むように押し寄せ、小さなプロゲーマーの愛くるしい新衣装を口々に褒めちぎり始めた!


人込みをかき分けてクエストを報告し、日課を受注し終える頃には、フリーシアはすっかり疲れ果て、頬を真っ赤に染めていたのだった。


ギルドを抜け出したフリーシアは、いつものようにハチの巣ダンジョンへと直行した。内部へ転送されると、すぐさま本日1体目となるレッドスティンガーのもとへ向かって撃破。リスポーン時間を正確に記録すると、次の出現時間まで周囲のレッドワスプを狩り集める周回ループを開始した。


朝から晩までこのルーティンを徹底し、彼女は1日で5回ものボス討伐を完璧にこなした。最後の5体目を倒した後は、周囲が暗くなり始めていたこともあり、さらに1時間ほどレッドワスプを狩ってから街への帰路に就いた。


(今朝もう少し早く到着していれば、1日6体はいけたわね)


帰り道、少女は頭の中で計算を巡らせていた。


こうして完璧なスピードランのタイムスケジュールが完成した。


【 ボス 】 → 【 通常モンスター 】 → 【 ボス 】 → 【 通常モンスター 】 → 【 ボス 】 → 【 通常モンスター(昼食休憩) 】 → 【 ボス 】 → 【 通常モンスター 】 → 【 ボス 】 → 【 通常モンスター 】 → 【 ボス 】 → 【 ギルドへ戻りクエスト報告 】


プロゲーマーとしての徹底した自己管理と精密な立ち回りにより、フリーシアのベースレベルとジョブレベルは凄まじい勢いで跳ね上がっていった。大量のドロップアイテムを売却して資金を稼ぎ出し、日によってはローヤルゼリーのようなレア素材も手に入った。


連日の効率的な狩りによって、彼女の強さは目に見えて増していった。レベルとジョブが上がるほどステータスやスキルが強化され、狩りのスピードと安定感もさらに増していく。それでもフリーシアは決して油断しなかった。このダンジョンのモンスターは攻撃力が高く、万が一クリーンヒットを許せば命に関わる重傷を負うからだ。


スピードランの日々を重ね、ついに——


彼女のJob Levelは 19 から 20 へと到達!

そして翌日には、Base Levelも 14 から 15 へのランクアップを果たしたのだった!


現在のフリーシアは、投擲速度と回避率を伸ばすためにAGIを優先して上昇させている。スキルツリーでは「投擲修練」にポイントを注ぎ込んでレベル8まで引き上げており、近いうちに上限であるレベル10へ到達させる計画だった。


---


[ キャラクター情報 - ステータス更新 ]


* 名前: フリーシア・ベアハート (Freesia Bearheart)

* 職業: スカウト (Scout)

* Base Level: 11 → 15

* Job Level: 16 → 20


【 装備品 】


* 新防具: ブラックボディスーツセット (+10 AGI / 回避重視)

* 既存装備: 魔法の布手袋 (+10 INT)


【 優先ステータス 】


* AGI (攻撃速度・投擲速度 & 回避率)


【 現在のスキルツリー (Skill Tree) 】


* [ ラピッドスロウ (Rapid Throw) ] Lv.10 (MAX)

* [ 投擲修練 (Throwing Mastery) ] Lv.4 → Lv.8

* [ ハイディング (Hiding) ] Lv.2

* [ トラップリサーチ (Trap Research) ] Lv.1 (MAX)

* [ 氷作成の基本 (Basic Ice Crafting) ] Lv.5


---


[ あとがき ]


第22話をお読みいただきありがとうございました!


新防具であるブラックボディスーツを手に入れ、AGI+10の補正を得たフリーシア!

ギルドでの大騒ぎを乗り越え、分単位で管理された完璧な周回ルートによって、Base Lv.15 / Job Lv.20 への到達を果たしました!


命懸けの異世界だからこそ、徹底的な効率化と油断のない立ち回りで着実に強くなっていく彼女の姿をお楽しみいただけたでしょうか?


面白いと思っていただけましたら、ぜひ評価やブックマーク登録で応援していただけると大きな励みになります!

それでは、次回の更新でお会いしましょう!


---


### **第23話:パーティプレイと新たな目標**


[まえがき]


読者の皆さん、こんにちは!第23話をお届けします。

数日間の護衛クエストを終えて王都へ戻ってきたブラントたち。久しぶりにフリーシアとパーティを組み、ハチの巣ダンジョンへ向かいます。

そこで彼らが目撃したのは、驚異的なペースでレベルアップを果たし、ボスのリスポーン管理まで完璧にこなすフリーシアのプロゲーマー顔負けの周回スタイル!

さらに狩りを終えた後、フリーシアは冒険者のロマンとも言えるあの便利機能「自動回収オートルート」の存在を知ることになります!


---


第23話:パーティプレイと新たな目標


新しく始まった朝の冒険者ギルドにて。


数日間にわたるキャラバン護衛の任務を無事に終え、ブラントのパーティは休息のために王都へ戻っていた。しかし、この日の依頼掲示板には護衛系のクエストがひとつも募集されていなかった。そのため、彼らは気分転換も兼ねてハチミツの回収クエストを受けることに決定したのだった。


「おや! あそこにいるのはフリーシアちゃんじゃないか!」


体にぴったりとフィットした黒のボディスーツを身に纏い、クエストを選んでいた少女へ向かって、ブラントが手を振って声をかけた。


「ちょうど良かった! 今日はみんなでハチミツを採りに行こうと思ってるんだが、良かったら一緒にパーティを組まないか?」


フリーシアは振り返り、かすかに微笑みを浮かべた。


「ええ、いいですよ。私も今日はハチの巣ダンジョンへ行こうと思っていたところですから」


一緒にクエストを受注しに向かう途中、マリーとルーカスは一時的なパーティステータスを開いて確認してみた。次の瞬間、全員の目が驚きで丸く見開かれた!


現在、マリーのレベルは Lv.15、ルーカスは Lv.17 となっており、これは前回のレッドスティンガー討伐の際に上がったものだった。ブラントのレベルは変わらず Lv.22 のままだ。


しかし、全員を最も震撼させたのは、目の前にいる10歳の少女のステータス欄に表示された数値だった!


「ええっ!? もうレベル15になったのか、フリーシア!?」


ルーカスは大声を上げて驚いた。


「少し会わない間に、一体どうやってそんなに一気にレベルを上げたんだ!?」


ブラントも信じられないといった様子で頭をポリポリとかいた。


受付の奥にいたリザもそのやり取りを聞いて、くすくすと楽しそうに笑った。


「ふふ、私もフリーシアちゃんには毎日驚かされてばかりなんですよ! いつも大量のドロップアイテムを持ち帰ってきてくれて、気がついたらあっという間にレベルが上がっているんですから」


……


ハチの巣ダンジョンに到着すると、ブラントたちは二度目の衝撃を受けることになった!


通常の冒険者のように道中のモンスターを少しずつ倒しながら進むのではなく、フリーシアはパーティを率いてまっすぐ洞窟の奥にある広場へ向かい、いきなりボスのレッドスティンガーを迅速に撃破してみせたのだ!


その後、彼女は慣れた手つきで時間を知らせる魔法具を確認してメモを取ると、モンスターが最も密集して出現するポイントへと全員を案内した。


「よし、マリーさん。私に支援魔法をお願いします」


フリーシアの言葉に応え、マリーはすぐに彼女の攻撃力と速度を高める強化魔法を詠唱した。バフ効果を得たフリーシアは、恐ろしいほどの速さと的確さで氷の結晶を放ち、レッドワスプを片っ端から片付けていった!


さらに前衛としてブラントとルーカスが加わったことで、パーティ全体の火力は跳ね上がり、モンスターの出現速度が追いつかなくなるほどだった。


効率良く狩りが進む様子を見たフリーシアは、即座に新しい作戦を提案した。


「ブラントさんとルーカスさんは、あっちの隣のスポーンポイントへ移動して狩りをお願いします。ここだとモンスターの湧きが追いつきません」


「マジで言ってるのか!?」


ブラントは圧倒されながらも、素直に彼女の指示に従って移動した。


あまりにも素早くモンスターを処理するため、味方がダメージを受ける機会はほとんどなかった。そのため回復魔法の出番が少なかったマリーは、ホーリーライトを放って光の弾でブラントたちの狩りをサポートした。


そして、フリーシアの計算通り、ぴったり2時間が経過したその時——


「そろそろボスが湧きます! 全員、元の場所へ集まってください!」


同じ場所にオレンジ色の魔法陣が浮かび上がり、4人は一斉にスキルを叩き込んでレッドスティンガーをあっさりと倒した。彼らはそのまま「ボス → 通常モンスター → ボス」の周回ルートを繰り返し、夕方まで効率的な狩りを続けた。


……


夕方、冒険者ギルドにて。


クエスト報告と売却のためにカバンから大量のドロップアイテムを吐き出すと、ブラントたちは目の前に積み上がった素材の山を見て目を丸くした。


「すごいわ……これだけの量を売ったら、護衛クエストと同じくらい稼げちゃうじゃない!」


マリーは目を輝かせながら感嘆の声を上げた。そして少し惜しそうに付け加えた。


「今日はローヤルゼリーが落ちなかったのだけが残念ね」


「これだけでも十分すぎるくらい凄まじい成果だよ!」


ルーカスは豪快に笑った。


……


ブラントのパーティと解散した後、フリーシアは再び店主のおじさんがいる武具店へと足を運んだ。日増しに増えていくドロップアイテムを収納するには、今使っている次元の鞄が少し狭く感じられるようになってきたからだ。新しい鞄を探すのが彼女の目的だった。


「やあ、お嬢ちゃん。新しい次元の鞄を探しているのかい?」


ショーケースの中をじっと見つめる少女に気づき、店主が声をかけてきた。


「はい……今使っているものが小さくて、少し狩りをしただけですぐにいっぱいになっちゃうんです」


店主は小さく笑うと、首を横に振った。


「容量を増やしたいだけなら、高い金を払って新しい鞄を買い直す必要はないよ。今使っている鞄をセイジ(賢者)の魔法使いに見せてごらん。内部の次元領域を拡張してくれるはずだ」


店主は一呼吸置くと、ニッコリと笑った。


「それに腕の立つセイジなら、鞄に『自動回収オートルート』の魔法を刻み込んでくれることだってある。まあ、その分手数料は目玉が飛び出るほど高いがね……」


キラリ!


フリーシアの綺麗な瞳が一瞬で輝き、耳がぴんと立った!


自動回収オートルート機能! これこそ全てのゲーマーが夢見る最高峰の快適システムではないか! アイテムを一つずつ拾い集める無駄な時間を省き、狩りの効率を極限まで高めることができる!


「自動回収機能ですか!? どうやったら作ってもらえるんですか? それができるセイジはどこにいるんですか!?」


フリーシアは身を乗り出して質問を浴びせた。


普段と違う少女の尋常ではない食いつきように、店主は楽しそうに苦笑した。彼は紙とペンを取り出して短い文章を書き上げると、店の印章を押してフリーシアに手渡した。


「ほら、紹介状だ。王都にはわしが知っている腕利きのセイジが一人いる。お金がしっかり貯まったら、この手紙を持って訪ねてみるといい」


フリーシアは大切そうに紹介状を受け取った。その顔には、数値を極限まで突き詰めるガチゲーマー特有の笑みが浮かんでいた。


大金を稼ぎ出すという新たな目標が、彼女の頭の中にしっかりと刻み込まれたのだった!


---


[ ステータス - キャラクター情報 ]


* 名前: フリーシア・ベアハート (Freesia Bearheart)

* 職業: スカウト (Scout)

* Base Level: 15 | Job Level: 20


【 一時パーティメンバー 】


* ブラント (Lv.22)、ルーカス (Lv.17)、マリー (Lv.15)


【 装備品 】


* 防具: ブラックボディスーツセット (+10 AGI)

* 装飾品: 魔法の布手袋 (+10 INT)


【 重要所持品 】


* [ 次元の鞄拡張用・紹介状 ]


---



第23話をお読みいただきありがとうございました!


護衛任務から戻ったブラントたちとパーティを組み、ハチの巣ダンジョンで圧巻の効率周回を披露したフリーシア!

レベル15へと成長した彼女の立ち回りと計算されたボス管理には、熟練の冒険者たちも驚くばかりでした。


そしてラストには、ゲーマーにとって夢のような機能「自動回収オートルート」の情報と紹介状をゲット!

大金を貯めてバッグを強化するという新たな目的を得たフリーシアが、今後どのように資金を稼ぎ出していくのかぜひご期待ください!


面白いと思っていただけましたら、評価やブックマーク登録で応援していただけると大きな励みになります!

それでは、次回の更新でお会いしましょう!

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