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◇第三話◇

 間が空きましたが、三話書きました。

どうぞ、お目にかけてくれれば光栄ですっ。

 声が聞こえる。

「おかしい、だって俺はあんなスピードで突っ込んできた大型トラックに激突したんだぞ」

俺は心の中で叫ぶ。

だが、確かに聞こえるのだ。

それも、聞き覚えのある親友の声。


 その時、眩しいほどに白くて希望に満ち溢れたような光が完全に俺を包囲した。

そして―――――――――


 「ふ、ふみ、ふ、ふみ・・・や?」

俺は今にも死にそうな声で喋った。

そう、喋ることができたのだ。

俺は死んでない、この事を今確信した。


 「た、た、たっくっ・・・?」

子どものように泣きながら俺の名前を呼んだ、コイツの名前は大平史也。俺の唯一の親友だ。

「な、なぁに・・・泣いてんだよ、ばぁか・・・・・・。」

史也は涙を拭いながら、

「オメェにだけは・・・言われたくねぇよっ」

あはは、とお互い笑い合った。


 すると、俺はあることに気付いた。

「あれ?全然どこも痛くない・・・。」

「何言ってんだよ、なわけあるかよ。こんな重症なくせに見栄張んなって。」

史也は半泣きで言う。

ホントに全くといって痛くないのだ。

史也に信じてもらいたくて俺は言った、

「ホントに痛くないんだ。」

「だとしたら、お前の感覚神経いかれたんじゃなぇか?」

念のため、俺は自分の手をつねってみた。

「痛い。」

「まぁ、冗談は置いといてっと。本当に今回は心配したんだぞ?あとで絶対おごれよっ!」

俺は、史也の言葉など聞かずに包帯がかなり巻いてある左足を触った。叩いた。

叩くのは痛かったが、特別怪我をしているから痛いのではなくて、普通の純粋の痛さだった。

体のあちこちを触った。どこも擦り傷もなかった。

史也は不思議そうに、

「どうした?」

と聞いてきた。

「見てくれ。」

俺は上半身を見せた。

普通どこかしら傷を負っているはずだが、拓空の体にはそんなものなどなかった。

「マジかよ・・・。」

唖然とした顔で史也もやっと現状を理解した・・・と思いきや、

「お前、体丈夫なんだなっ!!!」

と元気良く言ってきた。

「悪ぃ、俺学校行くわっ!元気になって何よりだったっ!じゃあなっ。」

史也は一件落着というように、病室飛び出していった。

まぁ、確かに一件落着なのだが・・・・・・。


 史也はいい奴だ。俺の唯一の親友であり、相談相手であり。

だが、一つ欠点がある。

それは、バカだ。

それも、重症と呼んでいいかもしれない。

そもそも俺がいきなり目を覚ましていきなりこんな元気になって驚かないのがバカなのだ。


 その時、病室が一瞬青の光で包まれた。そう、一瞬だけ。

「何だ?」

光始めたトコを探すと、そこには石があった。

あの、老人からもらってずっと肌身離さず持っている石だ。

「まさかな・・・。」

石を持つと、

「あっつっっっ!」

とても熱かった。

「何だってンだ、コレ。」


 この日から俺はこの石をただの石ではない、別の何かということに気付き始めた。

 次話からやっと、学園編です。

拓空と史也のすれ違いが生じてしまうっ!?

そして、拓空の恋の行方はっ?!

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