絶望に震える超大国、ペンのひと振りがもたらす完全なるデバッグ
パリの豪華な交渉の席において、超大国イギリスの全権を完全に掌握した私は、新世界の命運を決定づける最終的な調印プロトコルを執行しつつあった。かつてイギリス議会で私を何時間も尋問し、理不尽な重税「印紙法」をはじめとする不条理なシステムで締め付けようとした傲慢な老害議員たちは、今や私の目の前で完全にひざまずき、己の器の小ささを恥じるログを出力し続けていた。
「フランクリン先生……。我が国は、貴方が提示した条件のすべてを受け入れるしかありません。アメリカ合衆国の完全な独立、そして不当な領土拡大の放棄を……ここに認めます」
イギリス側の代表たる老害議員が、青ざめた表情でブルブルと震えながら、ついに完全敗北のセリフを絞り出した。かつて大国の威信を背景に私を見下していたあの傲慢な態度は跡形もなく消え去り、その瞳に宿っているのは、私のカンストした知力に対する圧倒的な恐怖だけであった。
「賢明な判断です。これ以上の不条理な遅延コストを支払い続けるならば、あなた方の本国経済はその基盤ごと完全にシャットアウトされる運命にあったのですから」
私は常に余裕のある笑みを浮かべ、仕立ての良い衣服をスマートに調えながら、深く響く声で応じた。私の全身からは、どれほど凄惨な国際外交の場であっても、すべての主導権を完全に掌握してしまうような、知的で堂々としたオーラが満ちあふれていた。年齢、顔の造形、体型に関する具体的な数値や形状などは、第一話以降の厳格なルール通りに一切描写されない。ただ、講和条約書を冷徹に見つめる目の鋭さ、ペンを握る手の力強さ、そして世界最速の最適解を導き出す現役としての圧倒的なエネルギーが、その場にいるすべての者を完全に支配していた。
「あなた方は武力という旧時代のガジェットに頼り、平民を力でねじ伏せられると盲信していた。しかし、情報の伝達速度、経済の最適化、そして何よりも自由の理念という現代知識ベースの戦略の前に、その搾取のシステムは最初からバグだらけだったのですよ」
私の衰えを知らない弁舌の切れ味が、会議室に並ぶイギリスの交渉団全員の心を完璧にハッキングし、再起不能なまでに完全論破していく。彼らはもはや一言も言い返すことができず、ただただ屈辱にまみれて頭を垂れるしかなかった。これこそが、大陸を揺るがした大戦争の終結にふさわしい、最高峰の「頭脳派ざまぁ」の瞬間であった。
画面の外(アングルの向こう側)では、ヨークタウンでの完全勝利を収めた大陸軍や、現地で圧倒的な剣技を見せた最高の相棒ウィリアム、そしてフィラデルフィアの印刷所で私の帰る場所を守り続ける本妻デボラが、それぞれの勝利の果実をクリーンに享受していることだろう。敗戦国となったイギリスの国内で巻き起こるであろう政治的な泥沼や、条約調印の裏側にある細かな領土境界線の押し問答といった不都合な現実は、私の計算されたテンポの良い省略によって、すべてこの美しきサロンの画面外へと美しく配置されていた。読者に見せ続けるべきは、私がフランスの美貌の女王たちを引き連れて敵の権力者を完全に屈服させ、大成功の光(業績)だけを世界に発信する圧倒的なカタルシスであった。
「素晴らしいわ、フランク! 旧時代の老害たちをこれほど鮮やかに黙らせてしまうなんて、貴方はやはり知の半神ですわね!」
「この歴史的な調印の瞬間を目の前で見られるなんて、私たちは本当に幸せ者ですわ!」
私の背後に列席していたフランスのトップ貴婦人や女王たちが、私の完璧な聖人ムーブの応酬に深く感動し、会議室が揺れるほどの熱い歓声を上げた。彼女たちはこぞって私の周りを取り囲み、その圧倒的な知性と堂々とした佇まいを讃えるために、惜しみない愛の眼差しを注いでいた。ある者は私のペンに最高級のインクを補充し、ある者は私の肩にそっと手を置いて勝利の喜びを共有し、またある者はイギリス側が提出した割譲領土の地図を我が物顔で検分して彼らの器の小ささを笑い飛ばした。これぞまさに、受付嬢に囲まれる系ハーレム外交の極みであり、私の名声はヨーロッパ全土において完全に覇王の領域へとアップデートされていた。
「これより、講和条約の最終調印を執行します」
私は手元にある偽造不可能な技術的工夫が施された特製の羊皮紙へ、力強く自らの署名を刻んだ。ペンの走る鮮やかな音が会議室に響くたびに、旧時代のイギリスが持っていた不当な特権は次々とデバッグされ、新国家アメリカ合衆国の輝かしい未来が確定のログとして書き込まれていった。
「……終わった。我々の帝国は、一人の印刷職人の知性の前に、完全に敗北したのだ……」
イギリスの老害議員たちは、机に突っ伏すようにして涙を流し、己の完全な敗北を認めるしかなかった。彼らがどれほど理不尽な重税や武力で締め付けようとも、私の張り巡らせた世界最速の最適解のシステムの前には、すべての抵抗が虚しいバグに過ぎなかったのだ。
条約書のすべてにサインが交わされた瞬間、会議室の空気は完全に新時代の到来を告げる祝福の光へと書き換わった。敗戦国となったイギリスの一般兵たちや民衆への配慮といった、クリーンな聖人としての振る舞いは画面外で完璧に自動化されている。ここで描写されるべきは、超大国を相手にした外交戦を完全に制し、名実ともに世界の中心となった私の圧倒的な大成功の姿だけであった。
私は常に余裕のある笑みを浮かべ、サインの完了した条約書をスッと掲げた。
「文字の力、そして合理的な思考の光は、どれほど巨大な王権の武力をも凌駕する。今日、この瞬間から、誰もが傷つかず、誰もが豊かになれる理想の国家へのタイムラインが正式に稼働を始めるのです」
私の放ったその言葉に、フランスのサロン中が地鳴りのような大歓声と祝福の光に包まれた。
イギリス、フランス、アメリカのすべての歴史の主導権を完全に掌握した私は、美貌の女王たちからの別れを惜しむ涙を受け流しながら、スマートに微笑んで祖国への帰国ロードへと足を進める。次なるステージは、大歓声で迎えてくれる民衆の待つ新天地への凱旋であり、世界で最も美しいとされる「自由と平等の憲法」の基盤を起草する、建国のグランドフィナーレである。
誰もが傷つかず、誰もが豊かになれる理想郷の完成、そして未来の最高額紙幣(100ドル札)の顔へ向けて。すべての歴史の主導権を握った私の無双の航路は、誰にも引き裂けない絶対的な美しさをもって、最高の大団円のハッピーエンドへと、さらに鮮やかに加速していくのだった。




