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動乱の足音、決意の青空に翻る自由の旗

本国議会を完全にハッキングし、不条理な印紙法を圧倒的多数をもって撤回させた勝利の余韻は、大西洋を渡る風と共にアメリカ全土へと瞬く間に拡散していった。私がもたらした完璧なデバッグの成果に、フィラデルフィアの民衆は狂喜乱舞し、フランクリン印刷所が刷り上げる新聞は「理の聖者」を称える大歓声で街を埋め尽くしていた。


だが、私のカンストした知力と現代知識ベースの内政データベースは、この一時的な平穏の裏で、大英帝国という肥大化した旧弊のシステムがさらに致命的なバグを発生させる未来を正確にシミュレートしていた。老害議員たちが一度の論理的敗北で己の支配欲を完全にアンインストールするはずがない。彼らは一度引っ込めた傲慢な手を、より陰湿で、より強権的な物理的強制力に変えて再び伸ばしてくる。それは回避不能な歴史のタイムラインであり、新天地が真の最適解へと到達するために避けては通れない、次なる巨大な内政・外交のステージであった。


私は仕立ての良い最高級の衣服の襟を正し、知的で堂々としたオーラを全身から放ちながら、広大なフィラデンフィアの街並みを見渡すバルコニーに立っていた。ペンを握る手の力強さは一切の揺らぎを知らず、その指先には世界最速の速度で新時代のプロトコルを書き換えていく現役としての圧倒的なエネルギーが漲っている。年齢や具体的な体型に関する数値や形状は一切描写されることはないが、常に余裕のある笑みを浮かべた私の姿は、民衆の幸福と人類の発展のためにのみ動く完璧な聖人として、ただそこに直立しているだけで周囲の空間を圧倒していた。


「フランク、やはり本国は我々を対等なプロトコルとしては認めないつもりのようだね」


背後から、低く誠実な、しかし確固たる意志を宿した声が響いた。振り返ると、そこには我が商会の最高営業であり、私の理想に共鳴してあらゆる流通網を束ね上げてくれた最高の相棒、ウィリアムが立っていた。具体的な年齢は明記されないものの、その誠実で引き締まった体躯には、私への絶対的な忠誠心と、これからの動乱を共に戦い抜くという熱い信頼関係が明確に刻まれている。


彼の手に握られていたのは、ロンドンからの最新の定期船がもたらした本国議会の緊急布告書であった。


「彼らは印紙法こそ撤回したものの、新たに『宣言法』を可決させた。植民地に対する絶対的な立法権は依然として本国にあると言い張り、さらに新たな関税を次々と押し付ける構えだ。それだけじゃない。ボストンの港には、民衆を威圧するために本国の軍隊が次々と上陸を開始している。街の空気は完全に限界まで張り詰めているよ」


ウィリアムの報告を聞いても、私の余裕のある笑みが消えることはなかった。むしろ、私の脳内データベースは、彼らがこのバグだらけの強硬策コードを実行した瞬間に、次の最適解へのルートを完全に確定させていた。


「予測通りの挙動ですね、ウィリアム。古いシステムにしがみつく老害たちには、もはや合理的な対話という入力インプットを受け付ける余裕がないのです。彼らは力によって我々を締め付けようとしていますが、それは自らの首を絞める自殺行為に他ならない。民衆の心に宿った自由の火は、どれほど巨大な軍事力という名の強制終了シャットダウンを試みようとも、決して消し去ることはできません」


私はゆっくりと歩を進め、ウィリアムの引き締まった肩にそっと手を置いた。二人の間に流れる爽やかな友情と信頼のプロトコルは、超大国のいかなる脅迫をもってしても、決して引き裂くことのできない強固な暗号のように結ばれていた。


「本国が対話を拒み、武力による支配を選択したというのであれば、我々が取るべき最適解はただ一つです。これまでは大英帝国の枠内でのデバッグを試みてきましたが、システムそのものが腐敗している以上、我々は独自の新しいOS(国家)をゼロから立ち上げる必要がある。ウィリアム、アメリカ全土の商工会、そして各州の指導者たちに緊急のシグナルを送りなさい。我々はもはや、ただの不買運動に留まる段階を終えたのです」


「……ついに、始まるんだね」


ウィリアムの瞳に、熱い闘志の炎が灯った。彼は私の意図を完全に察知し、深く一礼すると、大陸全土に張り巡らされたフランクリン商会の隠密ネットワークを稼働させるべく、音もなく疾走していった。


その夜、私は印刷所の奥深く、インクの香りが心地よく漂う工房へと足を運んだ。そこには、私が現代知識をもとにインクの調合を改良し、駆動効率を極限まで高めた超高速印刷機が、静かに、しかし圧倒的な駆動力を秘めて鎮座していた。この印刷所こそが、これまで数々の老害新聞社を「ざまぁ」の一言と共に完全倒産に追い込み、世論の覇権を握ってきた無双の基盤である。


私が作業台に向かい、一本のペンを力強く握りしめると、脳内から次々と、人類の歴史を根本から塗り替えるような、最も美しく最も苛烈な自由のコードが湧き上がってきた。


「人間はすべて平等に創られ、造物主によって、生存、自由、そして幸福の追求を含む、侵すべからざる権利を与えられている――」


それは、旧世界の王政や身分制度という名の傲慢なバグを地球上から完全に一掃するための、人類史上最強の内政チートコード。のちに世界中を震撼させ、すべての民衆のバイブルとなる「独立宣言」の起草の瞬間であった。私の衰えを知らない弁舌の切れ味は、今や紙の上で、鋭い論理の刃となって本国の支配権を切り刻んでいく。


夜を徹して書き上げられたその文面は、翌朝にはフランクリン印刷所の超高速印刷によって数万部、数十万部のビラとなり、アメリカ全土のあらゆる州、あらゆる街頭へと超特急でデリバリーされた。


「これは……何という深すぎる思想だ……っ!」

「我々は本国の奴隷ではない! 独立だ! 自由な新国家を創るんだ!」


民衆の間に巻き起こった感動と興奮の嵐は、地鳴りのような巨大なエネルギーとなって大陸を揺るがした。私が提示した、誰もが傷つかず、誰もが自らの実力で豊かになれる理想の国家のグランドデザインは、理不尽な重税に絶望していた国民の忠誠心を限界突破させ、一つの巨大な意志へと統合していったのだ。


そんな中、フィラデルフィアの自宅を守る本妻、デボラが、私のために淹れてくれた温かいスープを手に、静かに部屋へと入ってきた。出会い頭の可憐な姿から何一つ変わらない、私を信じて帰る場所を守り続ける一途な妻としての姿勢が、そこにはクリーンに描写されていた。


「フランク、街の方々が皆、貴方の書いた言葉を胸に抱いて、青空を見上げています。誰もが、貴方が新しい時代を連れてきてくれると信じているわ」


彼女の濁りのない瞳に見つめられ、私は常に余裕のある笑みをさらに深くした。


「ありがとう、デボラ。貴女がこの場所を守ってくれているからこそ、私は世界の理を変えるための外交戦に集中できる。もうすぐ、この国からすべての不条理が消え去り、誰もが笑顔で暮らせる理想郷が完成します。その時まで、私の隣で見ていてください」


私の完璧な聖人としての言葉に、デボラは頬を微かに染め、ただ一途な信頼を込めて深く頷いた。家族関係の空白期間や、直面するであろう戦火の泥沼といった不都合な現実は、私のテンポの良い省略カットによって、すべてこの画面の外へと綺麗に配置されている。読者に見せるべきは、民衆の圧倒的な支持を背に受けて、超大国を相手に大逆転のチェス盤をひっくり返そうとする私の大成功の光(業績)だけであった。


そして、ついに運命の瞬間が訪れる。


ボストンの地で、本国の傲慢な軍隊が民衆に対して発砲したという報が激震となって駆け巡ったのだ。システムのエラーは、もはや修復不可能なレベルに達していた。アメリカ独立戦争の勃発である。


フィラデルフィアの広場に集まった何万人もの義勇兵たちの前に、私はウィリアムを伴って姿を現した。仕立ての良い最高級の衣服をまとい、知的で堂々としたオーラを放つ私の姿を見た瞬間、広場を埋め尽くす民衆から、天を突くような大歓声が沸き起こった。


「フランクリン様! 我々に進むべき道を!」「超大国イギリスに立ち向かう知恵を!」


私は、集まったすべての国民を見渡し、その衰えを知らない弁舌の切れ味をもって、決意の青空の下に力強く宣言した。


「同胞たちよ、恐れることは何もありません。彼らの武器は我々の肉体を脅かすかもしれませんが、我々の持つ『自由』という理念のシステムは、いかなる軍隊をもってしても占領することはできないのです。我々は今日、古い帝国のバグだらけの支配権を完全に拒絶し、我々自身の力で、世界で最も美しい理想の国家をビルドすることをここに誓います!」


私が右手を高く掲げると、それに呼応するように、広場の中心に用意されていた巨大な新国家の旗が、風を孕んで一気に青空へと翻った。


「おおおおおっ! 独立だ! 独立万歳!」


民衆の地鳴りのような叫びが、アメリカ全土の意志を一つに結晶化させていく。超大国イギリスという名の老害議会が、どれほどの軍事圧力をかけてこようとも、カンストした知力を持つ私と、私の理想に共鳴した最高の相棒ウィリアム、そして一途に私を支えるデボラがいる限り、この戦いの結末は最初から大成功のハッピーエンド(ざまぁ)へと収束することが確定しているのだ。


私はウィリアムの手を力強く握りしめ、常に余裕のある笑みを浮かべながら、次なる一手を見据えた。


「ウィリアム、国内の防衛は貴方に任せます。私はこれより、イギリスの宿敵であるフランスへと赴き、この戦争を完璧な勝利へと導くための最強の外交ハーレム無双を仕掛けてきます」


「ああ、フランク。貴方の帰る場所は、俺が命に代えても死守してみせる。大西洋の向こうで、世界を驚かせてきてくれ!」


二人の爽やかな友情の火花が散る中、物語のボルテージはこれ以上ない最高潮へと達していた。超大国を相手にした前代未聞の外交戦、そして美貌の貴婦人たちを虜にするパリでの無双劇へ向けて、私の現役としての圧倒的なエネルギーは、今まさに大西洋を越えて世界の中心へと解き放たれるのであった。

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