第1話 探偵との出会い
この世界は10年前まで鬼がいた
鬼の見た目は人間とは然程大差は無い
だが体のどこかが異常に特化しており、人間は鬼には逆らう事は一切出来なかった
鬼は人間の子を供物として定期的に捧げる事を人間との条件とし、人間に危害を加えない事を条約として結んでいた
だが鬼は一夜にして絶滅された15歳の少年によって
「大学って本当にめんどくさいよなぁ、1年生の時は先輩にいろんな所に連れてってもらって楽しんで彼女が出来て人生最高! って思ってだけど4年生で10月で就職決まって無いってめっちゃやばくね」
いきなり自己紹介も無いのは申し分けない
俺は鬼塚遊真、今年で大学4年生 法学部在学中でいまだ内定ゼロ、絶望的な22歳だ
他のみんなは最低でも1個や2個はある中でこの状況は本当にヤバいと自覚してる、俺が内定ゼロの原因のほとんどが苗字にある、母方の苗字にすればこんな事無いのだと分かってはいるのだけど、そう言う風習を俺はどこかで断ち切りたいっと青臭いけどずっと心の中に決めてここまできたのだかもう限界かも知れないと絶望に浸りながら公園のベンチで座っていると俺の彼女に似た女性が男と歩いてるのが見えた
「うっうそだろ、いやいやいや俺の彼女がまさかね」
そう言いながらもその男女を俺は尾行していた、そしてその男女はホテル街えと消えていった
「他人の空似なんてよくある事だよな、よくあるよくある」
もう正直なにも信じれないと頭を抱えていたら目の前にアロハシャツのチンピラが話しかけてきた
「お兄さんもしかして今の女の彼氏さんかい?」
アロハシャツのチンピラは軽快に俺の心を抉るような質問をしてきた、俺は一言言い頷くことしか出来なかった
「あっちゃあ、それはお気の毒なっこた、でもお兄さんまだそれ確信じゃないんだろ? もし良かったら浮気調査俺に依頼してみないかい?」
いかにも怪しいカッコをしている人が浮気調査を依頼してみないかなんていかにも胡散臭い、新手の詐欺かなんかか? 俺は疑いの目をしながら喋り出した
「依頼って探偵かなにかしてる人ですか?」
「あっ自己紹介も無いと怪しいむよね、いま尾行中でこんなカッコしているけどこういう者ですので宜しくです」
人間の全て暴いて見せます 桜坂探偵事務所 櫻井凛
凄い豪華な名刺を頂いてしまった、俺はそうのちゃんとした名刺といま置かれている絶望的な現状をなんとかしたくて俺は彼に依頼をお願いしてしまった
それが俺の就職する職場の上司との出会いであり、最高で最悪な俺の物語が始まりである
「了解した、とりあえず君の彼女の情報を教えてはくれないか? 近くのカフェにでも行こうか」
駅近くのカフェに移動した、そして俺は彼女の情報を探偵の櫻井さんに伝えた
「彼女の名前は佐藤すみれ 21歳 俺と同じ大学の法学部で後輩で去年の飲み会をで知り合ってそのそれから付き合い始めた」
そのあとも彼女の容姿の写メや住所、自分の知る情報を彼は伝えた
「大体は分かったよ、いきなりだけど悲 彼女は浮気しているよ」
彼の口から1番聞きたくない台詞が飛んできた
「なんで言い切れるんですか!」
俺は少し怒り気味に言った
「いやぁ、丁度依頼中の件があってその情報と全部一致するだよね、そしてそれを裏付ける根拠もある、君には申し分けないんだけど彼女は黒だ」
その現実を俺はまだ受け入れきれない、そんなのありえない、この探偵の根拠ってなんだ? ハッタリなんじゃないか? 俺はそう思い始めてこの探偵を凝視した
「参ったなぁ、よし! じゃあ君に現実を見せてあげるよ、この世界の」
探偵はそう言ってまたラブホ街へと向かった
「今から見せるのは正真正銘の浮気現場であり、この世界の現状でもある、覚悟はあるかい?」
俺はの角はもう決まっている、だがさっきからこの探偵が言う世界のが引っかかる、でもそんなのもう気にして余裕なんて俺には無かった
「あるよ、それくらい! 俺だって男だ!」
「いい心構えだ、じゃあついておいで」
彼はそう言いホテルの中に入り、503号室の前で止まった、そして、髪留めに使っていたヘアピンを使い鍵を開け始めた
「ちょっと、本当にこの部屋であってるんですよね!」
「それはもう調査済みだよ、だから安心して!」
彼は俺とさっきまでコーヒーを飲んで会話をしていただけの筈なのにいつ調査をしたのか疑問に思ったがそう思っていたうちに鍵は空いた
「行くよ!」
俺たちは部屋の中に入った、そして目に映ったのは紛れもなくなく俺の彼女と知らない男の裸だった、というか最中だった
「加藤貴明さん貴方の心の闇弄ばれてますよ」
探偵はそう言い放った瞬間、左腕が魔物のような人の物とは思えない型になっていた
「お前、エクソシストか!」
知らない男はそう言い放つと獣のような姿へと容姿を変えてこちらに襲い掛かってきたが探偵の左腕に一瞬で掴まれ壁に叩きつけられた
「パートブレイク、ジャッジメント」
探偵がそう言い放つと獣のような男は人の姿へと戻っていった、そして彼女の方に話し掛けた
「すみれさんにはいま置かれている状況が全く理解出来ていないと思います、そして遊真くんもね、だからこのボイスレコーダーを聴いて欲しい」
探偵はポッケからボイスレコーダーを取り出し、流し始めた
「すみれって彼氏いるんじゃなかったけ? 大丈夫だよ、だってもう別れるの決めたもん! だって4年生で内定ゼロ! しかも苗字に鬼って名前までついてて将来不安だし、それにこっちの方めっちゃ下手だもん! じゃあ仕方ねぇな」
そこで探偵はボイスレコーダーを止めた
「すみれさん浮気の方認めますか?」
探偵がそう言ったら彼女は答えた
「認めます、だってしょうがないじゃないこんな将来不安な男とずっと付き合ってらんないし、それにいまの彼氏はもう有名な法律事務所に内定決まって将来も有望だし、もうわかってよ!」
そう言い放った瞬間、探偵は彼女の首を叩き、気絶させた
「彼女にはこの後ホテル前までの記憶を無くしてもらう予定だけど、君はどうする? 正直な所この状況を見られた地点で君には二択の選択肢がある! 1つホテル前までの記憶を彼女と同じように無くすか、2つ桜坂法律事務所にアルバイトという型からだけど入社してみるか、君はどうする?」
俺は正直訳がわかんなかった、彼女と他の男が性行為してるのを間近で見て、産まれて初めて化け物を見てそして彼女に振られて、そして急な二択選択、もう頭の中がもう爆発しそうな感じだった、けれどもう答えは決まっていた
「俺の事桜坂法律事務所で雇って下さい! 宜しくお願いします!」
俺はそう言い切った、あと探偵は少し笑いながらこう言った
「いい返事だ!これから宜しくな、遊真!」
これが俺と探偵との、いや、凛さんとの出会いであり、物語の始まりだ




