7章-2 (青と七の話し合い)
青山幸村と 伊藤七の二人が
屋上へ 着いたときには 見わたすかぎりの
青空で 生徒が三人ほどいる程度だった。
伊藤七が 屋上から
校庭が見える ところまで行って
「屋上に来たわよ 青山くん。
わたし達の 話し声は 他の生徒には
聞こえないと思うから 安心して
話し合いが 出来るわよ。
それで 話し合いって何?」
と 言って 青山幸村が何かを
言うのを 待った。
「それじゃあ 単刀直入に聞きます。
今月の始めの土曜日に 耳鼻科で
お会いしまたよね。
どこが そんなに 悪いのですか?
風邪をひいて あの耳鼻科に
行ったのなら 自分が 声をかけた時に
何か 返答してくれたはずです。
あんなに 悲しそうな 顔をして
うつむいてしまったら 誰が
どう見ても 何か悪い病気を
しているとしか 思えないじゃないですか。
伊藤さんのことが 心配です。
話してもらえますか?
人に話をして 気持ちが 楽になることが
あるから どうしても 聞きたいです。
お願いします 話して下さい」
そう一気に 自分の思いを 青山幸村は
言ったのだった。
優柔不断で 弱気な 青山幸村だったが
約1ヶ月考えた 結果のこの言葉が
浮かんでいたので こうして
一気に 話せたのだった。
それは 本気で 心配していたのと
押し殺していた 好きって感情も
あったからだった。




