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第44章:うさぎを飼育される方に向けて 

 ・・・いま、ぼくが茶太郎ちゃんを飼育していたように、


 家でうさぎを飼っておられる方も、あるいは読者の中にはおられることだろう。


 そんな方向けに・・・


 この章でぼくが話しておきたいことが、ひとつある。


 それが、うさぎの、


 『加齢かれい』の問題である。


 人間のみならず、ペットももちろん、トシを取る。


 皆さんも・・・


 犬や猫が、人間の何倍も速くとしを取るということを、よくご存じのことと思う。


 茶太郎ちゃんをはじめとするうさぎ族は、


 ヒトの10倍は速く歳をとるのだ。


 うさぎの標準寿命は、


 だいたい、7年といわれている。


 ・・・茶太郎ちゃんの場合、


 わが家に来てくれてから、すでに9年目に入っていた。


 可愛い顔つきをしているので若く見えるが、


 実は、その時点でもう・・・人間でいえば、


 90歳ちかい、超高齢のうさぎだったのである。


 栄養の吸収効率も悪くなるし、「食」そのものも、若い時分じぶんと比較して、細くなってゆく。


 だから、シニアのうさぎ専用のカリカリまで販売しているのだ。


 しかし茶太郎ちゃんの場合、ケガをする前までは、


 非常に元気でエネルギッシュだったので、


 一般の若いうさぎ用のカリカリを与えていた。


 思えば・・・


 いまにして思い起こせば、


 あの「運命の日」を迎えるまでのしばらくの期間・・・


 とても食が細くなり、


 容器のカリカリを、よく残していたものだった。


 きっと、そういったもろもろの悪い要因・条件が重なり・・・


 知らず知らずのうちに、栄養不足、カルシウム不足などに陥ってしまっていたのだろう。


 それと、


 加齢に伴う、骨粗しょう症の兆候。


 つまり・・・


 骨全体が、とてもモロくなっていたのだ。


 その事実や、「悲しい根拠」は、


 切ないことに、


 茶太郎ちゃんとの最後のお別れの場面・・・


 すなわち、『最終章』にほど近いエピソードの章あたりで、


 読者の皆さんと、きっと共有することができるだろう。


 m(_ _)m

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