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ダンジョン村は今日もにぎやか  作者: わたあめ☆
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飯

誤字脱字などありましたら、教えて下さい。

今、あの子供は、ものすごい勢いで、飯を食ってる。


外で育てた野菜と野うさぎのシチュー、それにダンジョン麦のパン、あと川の水だ。


質素だけど、手間暇かけてスケルトンのジョーイの奥さん、ジョエルが作る飯は、本当に上手い。


周りの魔物たちも、呆気に取られて見てる。


人間て、こんなに食べるんだ。


いつも見る勇者たちは、携帯食料を食べていて、たまに落として行くのをかじると、不味くて食えたもんじゃなかった。


あんな物が食える人間て、すげーなと思っていたけれど、こいつもすげー。


この細い体のどこに入るんだ、という量をバクバク食ってる。


あ、喉に詰まった。


軽くサキュバスのセイラが背中を叩いて水を飲ませてる。

セイラは、人間に慣れてるから、抵抗が少ないんだろ。


そうして、完食した子供は、改めて自己紹介した。


「僕、ギアって言います。ここを出たら、僕、生きていけません。どうかよろしくお願いします」


不安げに、こちらを見る姿が、なんとも言えず胸をつかまれるんだ、これが。

捨てられた狼っていうのかなー。


とにかく、無下になんて出来なかった。


そうして、結局、みんなも渋々納得して、人間の子供がここに住むようになった。

至らぬ人間で、すみません。

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