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ダンジョン村は今日もにぎやか  作者: わたあめ☆
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目覚め

淡い初恋。


目を覚ました聖女さん?は、あわあわとしている。


とりあえず、落ち着くように、頭を撫でる。


この人は、武器を持ってない。


杖?は、最下層の宝箱に収納しといた。


みんなが、嫌がる聖魔法?の杖らしいから。


ダンジョンの外に出しといても良かったけど、武器もない意識を失った女の子を外に放り出しておくのは気が引けた。


それに、なんだろう。


この子の世話をしたいと思ったんだ。


じっと僕を見る目に、少しドキドキして、手を離す。


「お腹空いてない?」


彼女は、コクコクと頷いた。


彼女の手を引いて、リビングへ連れていく。


ジョエルと僕で作った料理が並ぶ。


「口に合うか分からないけど、食べてみて。お腹空いたでしょ」


そう言うと、彼女は、料理に手をかざしてから、恐る恐る一口食べた。


青ざめた顔が、徐々に色を取り戻す。


「おいしい!」


そう叫ぶと、驚くスピードで次々と、料理を平らげていく。


ジョエルも隣でびっくりしてる。


余りの勢いに、僕がクスッと笑うと、彼女は手を止めて、僕の方をみて、顔を赤くした。


「ごめんなさい、しばらくまともな物を食べてなかったから、、、」


消え入りそうな声でそう言うと、フォークを置いてしまった。


僕は、笑って申し訳なかったと、彼女にフォークを渡した。


「僕も一緒に食べるから、好きなだけ食べて?ね?」


そう言うと、彼女は頷いて、今度はゆっくりと食べ始めた。


僕も、パクパクと食べる。


次々に皿の上の物が消えて、ジョエルは作り続けてくれる。


いつもの光景。


そこに、彼女がいるだけで、なんだか僕は楽しくて、いつもよりたくさん食べた。

赤い実はじけた。

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