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ダンジョン村は今日もにぎやか  作者: わたあめ☆
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ギアの毎日

人間とは。

ギアの朝は早い。


早く起きて、村の手伝いをする。


ジョーイなんて、そろそろほんとに腰が曲がって来てるから、畑のほとんどを、ギアがやってくれている。


種まきも、ギアが丁寧にやってくれるおかげか、最近、魔素が少し含まれる植物が手に入るようになった。


俺たちには、最高だが、ギアには、あんまり良くないだろ。


だから、ギアの食料は、街からセイラが買い集めた物と、森で作ったものを使っている。


相変わらず、ギアは大食いだが、食べる姿は眼福なので、どれだけ食べても気にならない。


そうして、村の手伝いをして、朝ごはんを食べたら、訓練をしている。


俺もヒグも、身を守れるくらいの強さを身に付けさせれば良いと思っていた。

いや、今も思っている。


だが、ギアは、俺とヒグの棒切れを打ったり、素振りしたり、という単純な訓練にも関わらず、どんどん強く、速くなっていった。


人間て、こんなに速く動けたの?


という俺やヒグの戸惑いをよそに、ギアは、素手で野グマを倒して担いで来ることもあった。


もはや、俺やヒグより、強くなってねぇか?


20mはある木を、易々と遥か上から飛び越えるジャンプ力。


キック1発で、ヒグ5人分位ある巨木もなぎ倒す。


あれ?人間て、こんなに丈夫なの?


俺たちは、人間を誤解していた。


あの勇者御一行を、人間の標準だと思っていたが、違ったのだ。


あいつらは、人間の中でも、驚異的な弱さだったのだ。


なんてこった。


ギアで標準的な人間を知ることになるとは。


俺たちは、本当に無知だった。

魔物とは。

ギアとは。

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