表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
1/94

空想が現実になるぅ!?

【読者の皆様へ!略称&黒歴史技を大募集!】

見に来てくださりありがとうございます!

本作は、主人公、千乃の前世の厨二病ノートの妄想技が現実化してしまう異世界転生物語です。

タイトルが長いので、ぜひ皆さんから【作品の略称】を募集させてください!

あわせて、「皆さんが昔ノートに書いた悶絶級の最強技名」も感想欄で教えてもらえると嬉しいです

(作中で千乃が叫ぶかも!?)。


★ただいまゲリラ爆速更新のお祭り開催中!★

勢いに置いていかれないよう、ぜひ【ブックマーク登録】をして、一緒にこのお祭りを盛り上げてください!


ブックマーク・感想・評価 

お待ちしています!

 学校帰りの夕暮れは、どこか世界の色を薄くして見せる。


 橙色に染まった歩道、揺れる制服の影、遠くで鳴く鳥の声。

 千羽千乃は、その全部をぼんやり眺めながら歩いていた。


「今日も普通だったな……」


 普通。

 それは平穏で、退屈で、少しだけ息苦しい日常のことだ。


 ただ一つ違うのは、隣を歩く彼の存在だった。


 夜坂真銀。


 少し前を歩くその背中を、千乃は無意識に目で追ってしまう。

 声をかけたいのに、何も言えない。

 そんな距離感のまま、何ヶ月も経っていた。


「真銀くん、今日は……」


 言いかけた言葉は、喉の奥で消えた。


 その瞬間だった。


 金属音。


 タイヤが地面を削る悲鳴。


 制御を失った車が、歩道へと突っ込んでくる。


「危ないッ!」


 誰かの叫びと同時に、千乃の身体は動いていた。


 考えるより先に、手が伸びる。


 突き飛ばしたのは、自分の意思か、それとも本能か。


 夜坂真銀の身体が、横へ弾かれる。


 その直後。


 衝撃。


 世界が白く弾けた。


---


 痛みは、遅れてやってきた。


 熱いのか冷たいのか分からない感覚が、身体の輪郭を曖昧にしていく。


 視界の端が、ゆっくりと暗くなっていく。


 倒れた先で見えたのは、彼の顔だった。


 驚きと、焦りと、理解できない現実への拒絶が混ざった表情。


 そして。


「千乃……!? 千乃!!」


 叫ぶ声。


 それが遠ざかっていく。


 音が水の中に沈むように、ぼやけていく。


(ああ……)


 不思議と、怖くはなかった。


 ただ一つだけ、胸の奥に残るものがあった。


 言えなかった言葉。


 届かなかった距離。


 それを全部まとめて、最後に形にする。


「……ありがとう」


 それが、千羽千乃の最後の言葉だった。


---


 視界が完全に閉じる直前。


 空が、割れた。


 いや、正確には──世界そのものに、裂け目が走っていた。


 そこから降り注ぐのは光でも闇でもない、理解不能な輝き。


 誰かの声が響く。


 優しく、どこか楽しげで、そして絶対的な存在感を持つ声。


「……見つけたわ」


 その瞬間、千乃の意識は完全に途切れた。


---


「あなたの人生は終わりました」


 白い空間。


 上下も前後もない場所で、少女は目を開けた。


 目の前には、神と呼ぶにはあまりにも軽やかで、しかし確かに神としか言えない存在。


「でも安心して。あなたには“次”がある」


 千乃はまだ状況を理解できないまま、口を開く。


「……は?」


 その一言だけが、やけに素直に出た。


 女神は微笑む。


「あなたの中にあった“記録”。あれはただの空想じゃない。世界の外側に触れていた」


「……え?」


「だから、転生させるね。特別仕様で」


 その言葉と同時に、空間が揺らぐ。


 そして、女神は楽しそうに付け加えた。


「ちなみに、あなたの“あのノート”。全部そのまま使えるから」


 千乃の思考が一瞬止まった。


 次の瞬間、叫びが漏れる。


「はああああああああああ!?!?」


 その叫びとともに、世界は再び光に包まれた。

今後とも宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ