第253話 ナンパって難しいんですね
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「あれっ? 内緒話しだったの?」×アヤメ
「そ、そんなこと無いですー」×テユン
「私達の秘密を知ったら、クレセントに入るしかないわよ?」×ナギサ
「いっその事、ワザとバラすって手も有りかな?」×ツドイ
「そんな事したら、ヨウ君に怒られるわよ?」×アヤメ
「・・・それは拙いね」
「何故、私達なんかに、そこまで言ってくれるんですか?」×シュアン
「フフ、ヨウ様が、シュアンさん達のファンですので」×リラ
「フフ~ ヨウ様が喜ぶなら私達としては、是非引き入れたいとこなんですよ?」×ノノ
「それに、ヨウ君の好みのタイプだもんね~」×ナギサ
「言っとくけど、誰でも入れる訳じゃ無いよ? むしろ狭き門だと思うんだけどな」×ツドイ
「まっ! しばらく私達と一緒に行動を共にしてからかな?
んふふ、仲良くしよーね、シュアンさん♪」×アヤメ
「・・・怖い人ですね、女の私でもゾクゾクしたわ」×シュアン
「アヤメ。まだ手を出しちゃ駄目だよ?」×ツドイ
「もう、ツドイには言われたくないわよ。
でもそうね、何時も私達が先行しちゃうからさ、ヨウ君に頑張って貰っちゃおうか?」×アヤメ
「僕、女性を口説く立場じゃないと言うか、いくら好みのタイプと言っても僕からは抵抗があるんですけど?」
「騙してる訳じゃないでしょ? ハーレムに誘うんだからさ」
「にしし、私達の為にもさ、頑張ってよね。ヨウ君」×ナギサ
「僕も応援するからさ」×ツドイ
「・・・まさか、皆が気に入ったからとか言わないですよね?」
「そ、そんな事ある訳がありませんよ?」×リラ
「そ、そうだよ、考えすぎですよ。ヨウ様・・・」×ノノ
「・・・・・」
「や、やーねー、そんな目で見ないでよ。ヨウ君」×アヤメ
「くくっ! ヨウ君にジト目で見られるの初めてかもだね」×ツドイ
「断られても、僕のせいじゃ無いですからね?」
「大丈夫だって。私達を墜としたんだよ? もっと自信を持って」×ナギサ
「ヨウ君だって、シュアンさん達がハーレムに入ってくれたら嬉しいでしょ?」×アヤメ
「そ、そりゃそうですけど・・・」
「んふふ、じゃ頑張ってねヨウ君。私達は先に帰っとくからさ」
「フフ、ヨウ様。泊って来られるのでしたら連絡だけ下さいね」×リラ
「えっ・・・」
アヤメさん達は、とても良い笑顔でダンジョンから引き揚げていった。
ナタリーさんの時も素敵な女性だなと思っていたら、アヤメさん達が率先して動いてくれたんだけど、これで良いのかなと疑問もあった。
当然、嫌な訳がなく、とても嬉しいんだけど、本当に良いのかなと思う。
だって、僕には彼女が沢山いて、相手には僕しか居ないんだから不公平だと思うんだけど、相手がそれで良いと言うなら良いのかなとも思う。
どうして僕は、こんなに気が多いのか困ってしまうが、最近アヤメさん達も、気が多いのかもと思ってたりして。
まあ、メンバー内で女性同士なら何の抵抗も無い。いやむしろ嬉しい僕が悪いのか・・・
とりあえず、誰も嫌じゃないのならOKと思う事にしよう・・・
「・・・置いて行かれちゃったの?」×テユン
「置いて行かれちゃいました・・・」
「「「「「「あはははは♪」」」」」」
「笑う事ないじゃないですかー」
「ハーレムって言ってたけど、皆三日月さんの彼女なんでしょ?」×シュアン
「そうです。僕が愛する彼女さん達ですよ?」
「あはは、なんか不思議な関係だよな?」×ソヒョン
「やっぱり、そう思いますか?」
「そりゃそうでしょ? でも、あんなに美しい女性達が全員彼女なんて凄いわね?」×ソンイ
「えへへ、僕は果報者です♪」
「女の私達でも、ゾクゾクするような女性達だもんね~」×フィ
「ロシアのソフィアとかアメリカのアリーシャも、凄い美人だったけど、彼女達はそれ以上だわ」×ギュリ
「日本のシュゴ・コトエも見て驚いたけど、彼女達はレベルが違うもんね~」×テユン
「・・・あはは」
とても、皆クレセントメンバーとは言えない空気になってきたぞ・・・
「私達も自国では自信あったんだけど、世界は広いわ・・・」×シュアン
「シュアンさん達も、とっても美人さんですよ?」
「うふふ、ありがと♪」
「でも、三日月さんも信じられない程可愛いわ、彼女達が惚れるのも分かるもの」
「出来れば格好良いと言われたかったんですが、最近可愛いで満足することにしました。
後、僕の名字は呼びにくいでしょ? ヨウで良いですよ?」
「うふふ、分かったわ。じゃ彼女達の様に、ヨウ君って呼ばせて貰うわね」
「もしくは、ヨウ様?」
「ヨウ君で良いです。様付けは止めてくれないんですよね」
「それだけ敬愛されてる証拠だろ? それだけに一番怖いけどな」×ソヒョン
「リラさんもノノさんも、とっても優しいですよ?」
「裏返ると怖くなるんだよ?」
「なるほど」
「君も彼女達に危害を加える者がいたら怒るだろ?」
「はい、この世から消滅させて上げます・・・」
ビクッ! ×シュアン達
「あっ! 失礼しました。大丈夫でした?」
「・・・やっぱり、君が一番怖そうだな、心臓が止まりそうになったぞ?」
「今のって殺気? 背中に寒気が走ったわ」×シュアン
「いえ威圧だと思います。たまに勝手に出ちゃうんですよね・・・
でも流石、中国のSランク冒険者ですね、平気そうで良かった」
「あはは、あまり平気じゃないかも、膝が震えてるもの」×ギュリ
「オシッコ洩れそうになっちゃった・・・」×テユン
「そうなっても恥じゃないかも?」×フィ
「フゥ~ 絶対、怒らせたくない人達ね」×ソンイ
「ところでどうするの?」×シュアン
「とりあえず、地下20階のボスまでダンジョンデートで如何ですか?」
「分かったわ。ヨウ君の強さをもう少し見ておきたいしね」
「あはは、緊張しますね」
「冗談でしょ?」
「ホントです! これでも人見知りなんですよ。
あっ! そうそう、シュアンさん達の移動速度では時間が掛かり過ぎるので、僕に任せて貰っても良いですか?」
「・・・どうする気なの?」
「こうする気です♪」
僕は<念動力>スキルを使い、シュアンさん達を空中に浮かべた。
「「「「「「キャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」」」」」」
「う、浮いてる・・・な、何で?」×ソンイ
「すみません、持ち上げさせて貰いました。このまま連れて行きますねー」
「「「「「「キャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」」」」」」
僕が地を蹴り高速移動に入ると、何故か皆の悲鳴が木霊する。
喜びの表現かな? 外人さんはオーバーリアクションだって言うし。
地下へ下りる階段へ着いたので、様子見で皆を下すと何故かグッタリしていた。
「あれ、どうしたんです?」
「「「「「「は、速すぎる~~~~~~~~~」」」」」」
「ええ~ あんなに抑えて走ったのに?」
「こんな事言うのも情けないけど、ヨウ君はレベルが違い過ぎるんだって」×シュアン
「すみません。もうちょっと速度抑えれます?」×ギュリ
「これ以上抑えたら歩く速度になるかも?」
「普段どんな速度で歩いてるんだよ・・・」×ソヒョン
「あっそうだ! 一度トップスピードを体験したら慣れるかも?」
「「「「「「却下ですーーーーーーーーーーー!!!!!!」」」」」」
「死ぬから、私達死んじゃうからね?」×フィ
「あはは、大袈裟だな~」
「い、いや、大袈裟じゃないから本当ーーーに、死ぬからね」×テユン
「そんな事より、どうやって私達を運んだの?」×ソンイ
「ん~ それは内緒なんですけど、どうしても知りたいですか?」
「・・・・・・結構です」
「ん~ 残念♪ じゃ、僕からも聞いちゃおうかな?」
「答えられることでしたら?」×シュアン
「あはは、ではでは、どうして僕を中国へ招待したいんですか?」
「・・・誤魔化しても仕方ないので素直に言いますが。
ドロップ率を上げる方法等があるのかを知りたかったのです。
答えてくれないにしても、ヒントだけでも掴めたらと思いました。
ですが、ここまでの実力を兼ね備えているとは、思いもしなかったのが正直な感想ですね」
「本当に素直ですね?」
「ここまで不思議な体験をさせて貰いましたからね、下手に嘘はつけないでしょう?」
「あはは、なるほど。それだけですか?」
「はい?」
「本当はもっと、聞きたい事があったんじゃないですか?」
「・・・聞きたくても聞けない事があるんですよ?
答えてくれない事は分かってますし、聞くだけでも危険なのでは?
あっ! ひょっとして今、私試されてます?」
「そんな事・・・ない事も無いか」
「やっぱり、試してるんじゃないですか?」
「ん~ 確かめていると言って欲しいですね。シュアンさん達に何かメリットはあるんですか?」
「もちろんありますよ。ギルド的にも個人的にもね」
「それなら、僕には具体的にどんなメリットがありますか?」
「・・・正直そちらが満足するようなものは、用意出来るとは思えません。
最高級の待遇と言っても、ヨウ君の方がギルドよりお金持ってそうですからね。
日本へ来るまでは身体を張ってでもと思っていましたが、実力は論外だし女を武器にしようにも、あれだけ綺麗な女性達が居るのですからお手上げですね?
こうなったら、強さだけでも盗めないかと思ってるとこですよ?」
「あはははは、正直過ぎて何も言えないですね~」
「・・・やはり、嘘を見破る方法があるんですね?」
「さて、それはどうでしょう?」
「少しぐらいサービスしてくれても、良いんじゃないですか?」
「そうですね、では少しだけ」
僕はシュアンさん達を見回し、確認を終えると魔法を唱えた。
「<ハイエストヒール>!!!!!!」
「「「「「「えっ!」」」」」」
「こ、これって?」
「ちょっとしたサービスですよ?」
「う、嘘だろ? 腕にあった古傷が消えてる・・・」×ソヒョン
「「「「「ええっ!」」」」」
「まさか・・・そう言えば肩が軽い」×ソンイ
「間違いない。さっきの上位の回復魔法よ」×フィ
「・・・」×テユン
「やっぱり、冒険者してると怪我は付きものですよね~」
「皆さん色々と怪我してたみたいだけど、全部綺麗に治しときましたよ」
「・・・とんでもないサービスですね?」×シュアン
「気に入ってくれて良かったです。
さてと、そちらの言い分は分かりましたから、僕も伝えておきますね。
えっと、皆さんをとっても気に入りましたから、本気で口説くことにしました」
「「「「「「はあ?」」」」」」
「リップサービスじゃなかったの?」×シュアン
「はい、皆さんが日本に居る間、頑張って口説いちゃいますね」
「そんな事言われてもスパイには成らないわよ?」
「ん~ ぶっちゃけますけど、僕達が知りたいと思って分からない事なんて無いんですよね」
「えっ?」
「これも秘密なんだけど、サービスしておきますね」
「「「「「「・・・・・・・」」」」」」
「冗談って訳じゃ無さそうね?」
「冗談にしといた方が都合良いですか?」
「これ以上聞くのが怖いぐらいよ?」
「今この瞬間から、僕が守りますから大丈夫ですよ? あっ! 大事な事を聞き忘れてました。彼氏とか居たりします?」
「何でも分かるんじゃないの?」
「一応プライバシーは守ってるんですけど、良いんですか?」
「・・・待って。何か怖いからやめて」
「あはは、良かった。彼氏まで調べようとしたら、ガッツリ調べないとなんで」
「・・・居ないわよ、彼氏なんていたら日本まで来てないわよ?」
「皆さんも居ないんです?」
「「「「「えっ?」」」」」
「私達まで口説くつもりなの?」×ソンイ
「もちろん、全員ですよ?」
「あはは、いねーよ♪」×ソヒョン
「残念ながら・・・」×フィ
「冒険者してたら出会いがね・・・」×ギュリ
「彼氏なんて居た事ないですー」×テユン
「もう、皆なに正直に答えてるのよ?」×ソンイ
「隠し事しても無駄だってよ」×ソヒョン
「本当にそんな事信じてるの?」
「なんか嘘だと思えないのよ・・・」×シュアン
「ちょっと、信じさせて上げよっかな?」
「な、何する気なの?」×ソンイ
「ソンイさん自分の部屋を見られても良いですか?」
「部屋ぐらいなら良いけど?」
「ちょっと待って下さいね~」
「・・・OK! 女の子らしい可愛い部屋ですね~ あっ! 五十鈴さんのファンなのかな?」
「な、何で分かるのよ?」
「五十鈴さんの、おっきなポスターが貼ってありますから」
「なっ・・・まさか?」
「あっ・・・」
「な、なに?」
「え、えっと・・・下着が干してあったので」
「キャアアアアアア! み、見ちゃ駄目~~~~~」
「ご、ごめんなさいー」
「あはは、覗き放題なんだな♪ そんな事が出来るなら情報集めも簡単だってか?」×ソヒョン
「またまた~ ソヒョンさん。僕の言う事全く信じてないくせに♪」
「・・・何故、そんな事言うんだよ?」
「ソヒョンさんが、明らかに嘘を付いてるからですよ?」
「・・・まさか、心まで読めるって言うんじゃないだろうな?」
「それはどうでしょう?」
「なんか、逃げたくなってきたんだが?」
「それは困りますね。口説けなくなるじゃないですか?」
「・・・なあ、それって拒否権はあるのかよ?」
「もちろんですよ?」
「とりあえず冒険者らしく、強さでアピールしよっかな?」
「もう嫌って程、強いのは分かりましたけど?」×シュアン
「えっ! 見せましたっけ?」
「忘れたの? 模擬戦したでしょ?」
「あんなの遊びじゃないですか?」
「・・・頭が痛くなってきたわ?」
「もっと、強いとこ見せたいとこですが、中級ダンジョンなんで強い魔物が居ないんですよね。とりあえず地下20階のボス戦行きましょっか」
「強いボスなの?」
「残念ながら弱いです。でも此処では一番強いんですよ?」
「分かったわ。でも私達も走っていくからね?」
「了解です! じゃ着いてきて下さいねー」
それから速度を落として地下20階のボス部屋前に到着したが、シュアンさん達は疲れ果てて倒れてしまった。
「・・・ちょっと速かったです?」
「ハァーハァー、ちょっと? 全力疾走だったけど?」×シュアン
「ゼーゼー、し、死んじゃう・・・」×ソンイ
「あ、足がプルプルしてるんだけど?」×ギュリ
「あはは、<ヒール>!!!!! おまけに<クリーン>!!!!!」
「・・・一気に疲れが飛んでったぞ?」×ソヒョン
「呆れた魔法ね?」×フィ
「凄ーい! 大汗掻いてたのに綺麗になっちゃった」×テユン
「どもども♪」
「じゃ、ボス戦行きますね~」
ボス部屋の扉を潜ると、そこにはレアボスであるレッドキングトロルが鎮座していた。
「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」
「あっ! ひょっとして戦いたいですか?」
「・・・ソンイ?」×シュアン
「だ、駄目、絶対駄目よ・・・私達なら殺されるわ」×ソンイ
「こ、この魔物が弱いって言うの?」
「そうですね。クレセントメンバーなら、皆一撃じゃないかな?
ちょっと、興味が湧きましたか?」
「・・・私達でも、それぐらいの強さに成れるって言うの?」
「もちろんですよ?」
「数年後の話だろ?」×ソヒョン
「そですね・・・一週間ぐらいは掛かるかな?」
「「「「「「い、一週間?」」」」」」
「シュアンさん達なら3~4日ぐらいでいけるかも?」
「「「「「「くはっ!」」」」」」
「クレセントメンバーに、入ってくれたらですけどね?」
「グイグイ来るよな?」
「頑張ってますよ?」
「・・・なんで、あんな綺麗な人達に囲まれてるのに、私達まで誘うの?」×テユン
「クレセントに来てくれたら皆さんも今より、もっともっと綺麗になりますよ?
今でも、十分綺麗だとは思いますけどね」
「良いセールスマンにも成れそうだな?」×ソヒョン
「それって、誉め言葉ですよね?」
「あはは♪」×シュアン達




