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第26話:火星上陸! 錆(サビ)だらけの赤い惑星、サンポール(特製)でピカピカに磨き上げる

「……おい、エレンさん。……これ、放置しすぎだろ。……全面サビだらけじゃないか」


銀龍の背に揺られ、数時間(シブキの空間跳躍のおかげだ)。

 俺の目の前に広がるのは、不気味なほど赤茶けた大地。火星だ。

 人類が「ロマン」と呼ぶその色は、俺の目には「長年雨ざらしにされた鉄クズ」にしか見えなかった。


「……総帥。……何度も言いますが、これは『酸化鉄』という土壌の成分であって、サビとは……いえ、もういいです。お好きにどうぞ」


エレンが遠い目で宇宙の彼方を見つめる中、俺は防護服(特製エプロン)のポケットから、WCO科学局が極秘開発した『超強力・広域サビ取り還元剤(原液)』を取り出した。


「シブキ。……あの大気中に舞ってる赤い砂、全部『集塵』して。……肺に悪いし、何よりモップの繊維に絡まる」


『承知いたしました、マスター。……「火星用・ダイソン竜巻」を展開します。……塵一つ残しません』


シブキが翼をひと振りすると、火星全土を覆っていた砂嵐が、掃除機に吸い込まれるように一箇所に凝縮された。

 視界がクリアになった瞬間、俺は火星の最高峰、オリンポス山の頂上へ降り立つ。


「ムサシさん。……山肌にこびりついた『頑固なサビ』、剥がし(ケレン作業)を頼む。……俺は上からサンポールを流す」


「御意ッ!! 佐藤殿、これぞ究極の『削り出し』……! 拙者の剣、火星の地殻ごと磨き上げよう!!」


ムサシが『斬鉄丸』を抜き、山の斜面を滑り降りながら、表面の酸化層をミリ単位で削り取っていく。

 そこに、俺が空から特大のジョウロで還元剤をぶちまけた。


「……落ちろ、サビ汚れ! ……奥義、『惑星還元・サンポールバースト』!!」


ジュワァァァァァァァァッ!!


火星全体が、凄まじい化学反応の泡に包まれた。

 赤茶色い大地が、一瞬にして銀色――本来の「メタリック」の輝きを取り戻していく。

 

 その時だ。

 地中から、ピカピカに磨かれた「鏡のような地面」を眩しそうに手で覆いながら、透明な体をした生物たちが這い出してきた。


『……眩しい……! 誰だ……我らの隠れ家を磨き上げたのは……!?』


「あ、火星人。……お前ら、こんなサビたところに住んでたのか。……不衛生だぞ。ほら、そこ、磨き残しがあるから立って」


『……ワオ。……私の体が……透き通って、綺麗……。……ありがとう、クリーニング・ゴッド……』


火星人たちは、自分たちの星が「赤いゴミ捨て場」から「銀世界のミラーボール」へと変わったことに感動し、俺の足元に跪いた。


つぶやいたーの反応:

『【衝撃】火星、赤い惑星から「銀色の惑星メタリック・マーズ」へ改名決定www』

『「火星のサビを落とす」とかいうパワーワード。……もう科学が追いつかない』

『火星人が「美白」に目覚めて、佐藤カズマを崇拝し始めた件』

『天文学者「我々の知っている火星は死んだ。……でも、こっちの方がかっこいい」』


「……よし。……エレン副総帥。……火星も終わったな。……次は木星か? ……あそこ、巨大な『シミ(大赤斑)』があるだろ。……あれ、落とすの大変そうだ」


「……総帥。……木星はガス惑星です。……シミというか、巨大な嵐なんですが……。……もう止めません。……お掃除、頑張ってください(白目)」


――カズマの「惑星洗濯」は、ガスという名の「霧状の汚れ」を攻略すべく、さらなる深宇宙へと加速する。

第26話をお読みいただき、ありがとうございます!


火星をシルバーメタリックに塗装……ではなく「還元」してしまったカズマさん。

宇宙のロマンを「掃除の不備」として処理するその姿は、火星人にすら福音(美白)をもたらしました。


次回、第27話。

「木星の大赤斑は、巨大な『コーヒーの染み』!? 宇宙用漂白剤で、ガス惑星を透明にする回」


「サンポールバーストw」「メタリック火星かっこいい」と思った方は、

ぜひ【ブックマーク】や、下の【☆☆☆☆☆】の評価をお願いします!


佐藤さんの「太陽系全洗濯」、いよいよ佳境です!

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