-プロローグ-
今回から新作です。楽しんで読んでくれるとありがたいです。
「消えたい」そう思ったのはこれで何度目だろう。この人を前にするといつもそうだ、、
自分が嫌になる、死にたくなる。消えてしまいたくなる。昔から、、
だから、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
『6月25日先週気象庁から梅雨入りの発表があったばかりですが、今日の予報は快晴』うざったらしい天気予報を聞きながら俺は朝飯の準備を進める
『今日の気温は7月中旬並みの32度越えとなっています。こまめな水分補給を心がけま・・ㇷ゚ッ・・』「紗季、飯できたぞ。学校遅れるから早く降りてこい」
両親は俺が高校を卒業した途端二人して夜逃げした、それ以来弟と2人暮らしをしている
弟は、、紗季は本当の弟ではない。
両親が夜逃げする前のある日、
あれも今日みたいに梅雨入り発表があった日の翌日の日だった。
いつも通り学校に行こうと思って玄関を開けたところに一人の女性(30代くらいだったと記憶している)が少年を抱えて立っていた。
『あのどうかしましたか?』
俺が話しかけても女性は反応せず、その場に突っ立っていた
俺は気味が悪かったので足早に女性の横を通り過ぎようとした。
『お願い、、、』
か細い声だったその言葉が聞こえた時その女性はいなかった、、腕に抱えられていたはずに少年は俺の足元に横たわっていた。
それが俺と彩希との最初の出会いだった。
その時の紗季はひどく衰弱していた、その場に放っていくわけにもいかず俺は家の中に運び込んだ。その後体調は落ち着いてきたが彩季はほとんど目は開けなかった。寝ている姿では男だと分からなかった、、肌が男に比べたら白すぎた、、衰弱しすぎていたからか体も細かった。
最初に俺と彩希がしゃべったのはその日から2週間が経ち体調が安定してきた時だった。
両親はどちらも紗季に対して本当によくした、、俺に対してよりも愛情を注いでいたかもしれない。これは俺が高校に入ったばかりの夏の記憶である
話を切り出せたのは何故だったのだろう、、ただ知りたかっただけかもしれない。彩季がどんな人間かを自分にとってどのような存在となるのかを、最初はぶっきらぼうになってしまっていた、自分より年下と話すことは学校でもほぼなかったからそうなったのかもしれない、そのせいで話し始めた時の印象は最悪だったと後で紗季に言われた。
そのおかげで今は仲はそこそこいいとは思う。
これはそんな俺たち兄弟がであったばかりだったあの夏の話である。
え?彩希って女じゃないのって?
そこのネーミングセンスは気にしないでください(泣)
さて、本題です。
気になるところはたくさんあると思います。「最初の文章は何なんだろう?」「あの女性の正体は?」ちなみにですが今回の視点は兄になりますがたまに弟視点になりますので、そこらへんご注意してお読みください。
※結構長編になりそうです。20話くらいで完結させるつもりですが、シャドウ・フラグメントもありますので、8月中には10話分書き終わらせます。




