無名魔法
そろそろ町に着くか。
創理はツバキの膝の上で千里眼を使い町の全体を空から見ていた。
「思っていたよりでかいなぁ」(ツバキではなく町のこと)
「キィーー」
創理達が乗っていた馬車が急停車した。
小太り中年男性
「ど、どうした!」
運転手
「あれはおそらく盗賊です。」
目の前には豪華な馬車が横たわり何人かの護衛達が盗賊と戦闘をしていた。
創理
あのままではマズイな…でもこれはチャンスでもある
するとリリが中年男性に向かって口を挟んだ。
リリ
「おじさん助けに行かないの?」
小太り中年男性
「ふざけるな小娘!誰が助けに行くか。運転手町はすぐそこだ、仕方がない少し回り道してもかまわない。おいお前ら文句があるなら降りろ!」
リリ
「お兄ちゃん…」
リリは今にも泣き出しそうな顔をしていた。
「大丈夫リリ」
「ツバキここで降りるぞ」
「分かりました。ご主人様。本当にリリに優しいんだから」
ツバキは先程までご機嫌だったが少し不機嫌になっていた。
「違うぞ!これには完璧な計画があってだな…」
俺何でこんなにむきになってるんだ。まぁ今は置いといて
ツバキ、リリー、創理は馬車を降り盗賊の元に向かった。
「こいつで最後か、領主の護衛にしては、たいしたことねえな。」
「ボスこいつで最後です。」
そこには一人の兵士が立っていた。
横たわった馬車の中に雇い主がいるようだ。
「リリーはここ居て、イイ子にしてるんだぞ。
ツバキ行くぞ!」
「分かりましたご主人様。」
スキル「制限」
創理とツバキは盗賊の元に行き。一人一人剣術で倒していった。剣術のスキルを持っているツバキと創理は相手の剣が遅く見える。このとき創理は魔法と制限、剣術以外のスキルを使っていなかった。しかし基本のステータスが違うため相手にならなかった。
「なんだこいつら速すぎて見えねぇ。それに俺らの動きが見えているような。」
「これで終わりと、手ごたえがねえな。中の人は無事か?」
中にはお嬢様らしき人と使用の2人がいたどうやら無事のようだ。
「助けていただいてありがとうございます。ぜひお礼をさせてください。」
これを待っていた。見るからに豪華な馬車だったし、町に入りやすくなると思って。しかし信用するわけにはいかない。
「お礼なんて、当たり前のことをしただけです。町に入るまで危険なのでよければお供します。」
そう言った直後だった。
「きゃーーーーー」
この声はリリー。
創理は急いでリリーの元に向かった。
リリーは盗賊の仲間と思われる男に捕まっていた。
「助けてお兄ちゃん」
「おいそこの男、領主の娘を連れてこい!速くしろ」
おそらく馬車にいたお嬢様だろう。
しまった探知スキルを創っておけばよかった。
それは後でいい、剣術スキルではうかつに近づけない。
あれしかないか…
風魔法
するとその盗賊の男の周りに風の刃が展開されその男を切り刻んだ。
「大丈夫かリリー。ごめん守ってやれなくて。」
「ありがとうお兄ちゃん助けてくれて。」
どうやら無事のようだ。
「ご主人様こいつ殺しますか。」
「やめろツバキあえて殺さなかったんだから。」
そう話していると領主の娘が近づいて来た。
「お兄さんあなた『無名魔法』が使えるのですね。」
私について来てもらいます。
彼女はさっきまでの様子と違うようだ。




