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ふたつめ
控えめな指が頬を撫でれば 夜はどこまでも続く
寝癖がつく 目は閉じて また開く
朝が来る けど怯えなくていい
もう一度 頬を指で伝えばいいだけ
青い部屋にも溶けるほほえみで
淡いピンクがにじむように
吐息がふとんを伝っていく
鼓動がちいさくスプリングを鳴らす
朝はまだ来ない
きみの腕が 僕のすき間を縫う
お酒はひとを素直にする
余計な心を跳ね除けて進む
僕のはじめてがきみだ
きみはもしかして 慣れているのかな
月はいつだって正直だ
余計な雲は月を隠している
きみがはじめて僕を見た日は
雲が気まぐれに遊んでいたのかな
夜なのか酒なのか 時間の濃さなのか
それは僕もきみも知らない予定で
春なのか冬なのか 秋のことなのか
それはあの日の風が語っていた




