俺の選択
王様の前に連れていかれた。そして聞かれた。
「其方たちは、魔王をうちたおしてくれるか?その心意気があるものは残ってくれ。それ以外は出て行ってくれて構わん。」王様
「恐れながら、陛下。まだ心に決めかねているものでも話を聞いてもよろしいでしょうか?」黒崎
この問で何人もの生徒がとりあえず話を聞こうかとなった。
「ああ、構わんぞ。いきなりだからな、そう言うものも居るだろう。出ていく者はおらんのだな?では始めようか。」
「はっ、では始めさせていただきます。わたくしはこの国の宰相を務めておるものです。まずは魔王のことから話しましょう―――――――」
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「と言う訳です、私たちに手に負える相手ではないという事で皆さんをお呼びしました。」
「話は分かりました。では聞きますが一見使えないようなスキルでも魔王討伐のために尽力するという事はできるのでしょうか?」黒崎
「ええ、大丈夫です。皆さん強力なスキルを持ってらっしゃいますので。」
そう言われて自分は役立たずだとあきらめていたもの達が、自分たちにもできることがあると気づく。そしてそれが、黒崎の質問のおかげだと気づいた。流石黒崎君と皆が感謝した。勇者や聖女に選ばれた人はおのずと魔王討伐に参加しようとしていたが、それは他の者にはわからないことだ。そんな中、全員のステータスを見た黒崎は皆の心配を代わりに解消して見せた。正義感の強い勇者君や聖女ちゃんは必ず助けに走ると皆に思われていたために、自分たちだけ置き去りにされてしまうのではないかと不安もあってのことだった。そのため、皆が皆、魔王討伐のために動くのが最善手だと思っていた。
そして、今、全員の参加が確認された。宰相がスキルを知っていたのは先ほど事前にスキルを聞き取り調査していたものがおり、その結果を報告していたためだ。スキルの情報も結構前例があり、皆が皆、強力なスキルだった。その情報が王城側では確認できていた。当の本人たちは何も知らずにいるため、全然実感がなく、弱いスキルなのではないかと落胆しているものもいた。だが心配は無用である。経験に裏打ちされた功績がそこにあった。宰相がどんな功績か説明してくれた。どれもチートな主人公かのような破格のスキルばっかりであった。それに今回は安全マージンを取って多くの勇者候補を呼んでいる。そのために、この大人数での召喚であった。
社会の授業終わりに召喚された一同は鞄を持っておりそれごと転移されていた。勿論教科書なんかも全部一緒であった。今では皆がアイテムボックスを持っておりその中にしまっているのだ。使い方は念じるだけと簡単、そしてしまったものは頭の中でリスト化されてあるので、物を忘れても大丈夫だという。そんな検証もしていた。まあ、この後十分な時間がとれるであろうことは予想されていた。そして部屋が大体2人部屋で用意されている。皆で食事をとりながら相談をしていた。謁見の間はもう過去のことだった。クラスにいる2人のオタクに話は向いて、作戦会議が行われていた。スキルの使い方などを予想して使って行っていた。
そこでいろいろなことがわかり夜は更けていった。




