10 だからまた、4日後の朝に
気付いたかも知れないです、私。
もしかしたら「起きなきゃいけない日」っていう認識がないと平日休日関係なく、起きられないのかも知れません。
……あと、時間変更入ります。
10時-22時です。
「……あ、ベルちゃんいた」
「!、カヴィナ様?」
転移して現れた私を見て、ベルちゃんは驚いたように立ち上がった。
対面に座るのは王子。
雰囲気、何も喋らなかった訳じゃないが打ち解けては無い様。
「もう帰るつもりだったんだけど……、もうちょっとお話してる?」
「あ、いえ、帰ります」
「ん、おけ」
流石の即答。
……そりゃまあ、あんま仲良くなったわけでもなりたいわけでもないだろうしねえ。
むしろ、ベルちゃんは早く帰って仲直りがしたいのだろう。
不慮の事故で喧嘩別れしてしまった同期のあの子と。
「王子王子、結局4日後ってことで良いの?」
「……逆に何故今更それを聞くのだ?」
「王妃様が忙しいみたいだし、王子も忙しいのかなって……いや、第二王子ならそこまで忙しくもないのかな?」
「お前の予想通りだ。確かに今の王宮は忙しいが、俺が抜けたところで何も問題はない」
「……そっか」
可哀想な子を見る目になっていたかもしれない。
王子の視線が怪訝そうなものに変わった。
「まあ、ならいいや。4日後の朝くらいにうちの子がこれ、首から下げて迎えに来るだろうから……」
“クローゼット”から出した首から下げる感じのカードケースを王子に手渡す。
王子は中に入った黒い板を興味深そうに見つめた。
「あ、王子に預けるのはこっちなんだけど、この二つね、近づけると――」
「「!」」
「白く光るの。本物かを見分けるのに使うんだ。だからはいこれ」
さっき渡した方を返してもらって、もう一個の方を渡した。
「じゃあ私たち帰るね。ほら、ベルちゃん挨拶」
「あ、さよなら!」
「ああ」
見た感じ、王子の方が距離感じる、というか取ってるのかな。
……ま、いいか。




