番外編 1−4 「あなたは、あたしを――」(シフォン視点)
1章72部(全体では87部)【「こんなところで終われるか!」×3】にある、キャロルとの秘密基地の位置設定を変更しました。
【変更点】
・変更前
地下にあるキャロルとの秘密基地だけど、場所としては【第四と王城の延長線上辺り】の、ただ第二側妃様が王都から馬車で手軽にいけるくらいの距離にある。
・変更後
地下にあるキャロルとの秘密基地だけど、場所としては【第一と王城の中間より第一より】の、ただ第二側妃様が王都から馬車で手軽にいけるくらいの距離にある。
確認お願いします。
「あれ、せんせい?……お昼寝中?」
「……」
私がせんせいのもとへ来てから2、3ヵ月が経った頃。
ある程度自衛の手段を学び、キャロお姉ちゃんやテオお兄ちゃんがついていなくても自由に外出しても良いことになって、私は冒険者を始めた。
私がやるなら、と、同時期にせんせいも冒険者を始めたことで一緒にいることが増えて、その結果せんせいが凄いことをひしひしと感じた。
まず、せんせいは冒険者になる前から物凄く働いていた。
なんせ、キャロお姉ちゃんと同じところでメイドとして働きながら、自分の経営している商会の会長をしながら、私の所属するキャル暗殺ギルドのギルドマスターとしても働いていたのだ。
流石に凄すぎる。
最近せんせいはメイドを不始末でクビになったらしくて、結果忙しくなり、拠点……崖の中にある私たちの秘密基地と商会の行き来を激しくしながら働いてるそうだから、きっと寝不足だったのだろう。
リビングの壁にあるソファで横になり、ぐっすりと眠っていた。
……寒くないかな、と思い、すっかりマスターした“バッグ”からブランケットを取り出した。
最近新調した、新品のふかふかブランケット。
「お疲れさま、せんせい」
ブランケットをせんせいにかけるその時、そう、ぼそっと声をかけてみたところ、せんせいの体が動いた。
「ん……?」
せんせいの目が薄っすらと開く。
起こしちゃったかな、と申し訳ない気持ちになった。
「あ、ごめんね、寝てて良いよ、せんせい」
「――……!?」
薄目のまま何も言わずぼうっとしていたから、眠いんだろうな、と思いそう言う。
……すると、急にその綺麗なピンク色の目が見開かれ、せんせいは起き上がった。
急に飛び起きられてびっくりした私は、額同士をぶつけることのないようギリギリではあれど避ける。
反動で尻餅をついた。
普通に痛い。
せんせいは目を見開いたままきょろきょろしている。
……ここはどこ、とでも言いた気な様子に違和感と少しの不安を覚えて、けれど声をかけられずにいた私は、
「……あなた、あたしを、ベリーを知っているわよね?」
“せんせいのような誰か”から聞かれたその質問に言葉を失った。
読んでくれてありがとう!
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