39話
朝、目を覚まして輝を見ると、輝の顔は赤らんでいた。
(やばい熱出ちゃったかな…?)そう思いながら輝のおでこに手を当てると、案の定熱かった。
「ひか、辛いな…ちょっと待ってな」そう言って、僕はリビングに向かった。
空はまだ起きていないようだ…
僕は急いで冷蔵庫から、冷えピタを取り出した。
「ちょっと冷たいからな…」そう言いながら僕は輝のおでこに冷えピタを貼った。
熱があるとかなり体力を消耗するから、早く下げてあげたい…
「ひ~か、着替えような」そう言って僕は輝を着替えさせた。
汗をびっしょりかいていて、気持ち悪そうだったから…
「灯~おはよう」そう言いながら空は輝の部屋に入ってきた。
「うん。おはよう…今日仕事休むから連絡しといて」
「えっ輝くんどうかした?」
「熱が出てさ…今日はひかについてるから」
「分かった…そういや昨日俺どうしてた?」
「はい?」
空は昨日のことを全然覚えていないらしい…
愚痴ったことも、僕に怒られたことも…
「じゃあ仕事行ってきま~す。輝くんに何かあったら連絡しろよ」
「はいはい」
「ひ~か、今日はずっと居るからな」そう言って僕は輝の頭をなでた。
僕は2時間に一回、輝の洋服を着替えさせてあげた。
冷えピタとかのおかげで、夕方には熱は下がって、輝は少し楽そうだった。
「ひか疲れただろ?でも熱が下がって良かったな」そう言って僕は輝に笑いかけた。
輝は目を閉じて寝ているけど…
次の日には、輝はすっかり元気になって、くりくりとした綺麗な瞳を僕に向けてくれた。
「ひ~か、おはよう。今日は元気だな、良かった」そう言って僕は輝の頭をなでてから、いつも通り、仕事に向かった。
こんな生活が3年続いた。




