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45話

「そっか」



俺から出た言葉。


極道がどんな人とか全然わかんないしビックリもしないし特に何か思う事もなかった。



「そんだけ?」



拓哉がビックリした表情で俺を見る。



「俺らが引くとでも思った?」



蓮が拓哉を見ながら話す。



「引くだろ普通」

「拓哉は拓哉じゃん」



蓮も俺と一緒の答えだった。



「本当に拓哉の事思ってる奴は離れたりしないから」



塁が優しい笑顔で拓哉を見る。



「いい奴だなお前たち」

「今さらじゃない?」



俺は呆れた顔で拓哉を見た。



「家に来ても怖がらなくて大丈夫だから」

「気にすんなって」



拓哉の肩を叩く俺。



「じゃあ行こっか」



歩く事数分経過。



「着いた」



立派な和風門と塀。



「家でかくね?」



俺から出た言葉。



「組の人も何人か一緒に住んでんだよ」

「社員寮みたいな感じか」



なぜか3人の冷たい視線が突き刺さる。



「逆に気が抜けてありがたい」



拓哉が引いた顔で話す。


俺は何か間違ったのか?


門をノックしながら拓哉が声をかけると門の傍に人が居たようで小窓からこちらを確認して門を開けた。



「おかえりなさい」

「ただいま」

「お邪魔します」



俺の挨拶に頭をさげてくれた彼は誰だ?



「家族?」

「組の人」

「今日家族は?」

「今から合わせるよ」



一応お泊まりするわけだし挨拶しとかないとね。


玄関に着くまでにすれ違った人に挨拶をされ玄関を入るとまた挨拶をされ廊下でも挨拶をされた。



「いつもこんな感じ?」



蓮が拓哉に質問をする。



「そうだね」

「家に人が多いと大変だね」



蓮は一人暮らしみたいなもんだもんね。



「まぁこれが仕事だから」



拓哉の親は寮母さん的な役割なのかな?


和室に通されソファーに座って拓哉の親を待つ。


スーーー……



「待たせたね」



拓哉にそっくりなイケおじが入ってきた。



「おせぇーよ」

「いろいろ忙しんだよ」

「母さんは?」

「ケーキ焼いたの持ってくるってバタバタしてる」

「昨日やってたな」

「お前が友達連れて来るなんて初めてだならな」

「仕方ねぇーだろ実家がヤクザなんだから」

「……そっか、よかったな」

「は?なにがだよ」



拓哉のお父さんは俺たちを見てニッコリ笑った。



「知った時怖いとか思わなかった?」

「思わなかったですよ」



拓哉のお父さんの目を見ながら塁が返事をする。



「君の目、どこかで見た事がある気がっ」

「お待たせしました」



拓哉のお母さんがケーキを持って入って来た。



「お邪魔してます」



蓮が拓哉のお母さんに挨拶をする。



「お邪魔してます!」



俺も急いで挨拶をした。

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