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30話

「れっ」

「明日も学校だしそろそろ寝よっか」

「だな!」



聞こうとしたけど聞けなかった。


朝になり拓哉と塁と合流する。



「なんか仲良くない?」



塁が小声で話しかけてきた。



「蓮の家に泊まった」

「おっ?じゃあ結ばれた感じ?」

「付き合ったとかじゃないよ」

「えっじゃあ体だけの関係って事?」

「んっ?…………違う違う!泊まっただけ!」

「えっ…泊まるってただのお泊まり会?」

「当たり前だろ!」

「なーんだ」



つまんないと言わんばかりの表情。



「今日も泊まるつもり」

「いいじゃん」

「蓮には聞いてないけど晩御飯作る約束してるし昨日もそうだったからたぶん大丈夫」

「じゃあ今日は尚から誘惑しないとね」

「はっ!無理無理無理!」

「なんで?好きなんでしょ?チャンスじゃん」

「んー…よくわかんないってゆうか…」

「…なにが?好きかどうか?」



言いにくい。



「尚?」

「…あれだよ………誘うとかその行為的?なやつ」



黙るのやめてぇ〜何か喋ってぇ〜



「中学の時、尚だけDVD回し観しなかったよな」

「そうなんだよね」

「1回も観た事ない?」

「テレビでやってるドラマとかならちょっと観た事あるけど親居たら気まずいしなんとなく避けてた」

「どの程度なら知ってんの?」

「……キスくらい」

「キス?軽いやつ?濃いやつ?」

「たぶん軽い?微妙に濃いの知ってるかも」



何も言わない塁。


塁に視線を向けると哀れんだ顔で俺を見ていた。



「その顔やめて」

「もはや小学生以下じゃん」

「は?小学生より知ってるし」

「今の小学生すごいぞ」

「なにがだよ」

「経験済みの子もいるよ」

「なああああ!?」



俺は小学生にすら負けているのか。



「とりあえずDVD観て勉強しなよ」

「DVD持ってない」

「借りに行けばいいじゃん」

「それは……恥ずかしいから無理」



無理!だって……絶対無理!



「拓哉なら持ってるかもだから聞いてみるわ」

「えっ!マジ!」

「借りたら勉強して蓮を誘惑しな」

「ありがとう!」



持つべきものは友。


昼休みになり拓哉が小声で話しかけてきた。



「今日頑張るんだって?」

「塁そこまで話したのか」

「俺が問い詰めた」

「なんで?」

「逆にエロDVD貸してとか急に言われたらなんでってなるじゃん?今まで聞いた事ないのにさ」

「確かに」

「帰ったら家まで持って行くわ」

「いやいや悪いから拓哉ん家まで取りに……え待って…俺拓哉ん家知らん!えっ!知らんのんだが!」

「………そうだな」



今まで気にした事なかったな。



「えっ拓哉ん家行ってみたい」

「今日はダメお前時間ないだろ」

「えっじゃあ今度行きたい」

「……じゃあ今度な」



今度っていつ?



「土曜日お泊まり会しよ!」



蓮と塁に聞こえる声で提案する。



「なに急に」



蓮が不思議そうな顔で俺を見た。



「拓哉ん家!土曜日!お泊まり会!」



俺の話を聞いて蓮と塁が拓哉を見る。



「……………わかった…いいよ」



なんとなくあんまり乗り気じゃない拓哉。



「本当にいいの?」



塁がなぜか心配そうな顔で拓哉に話しかける。



「大丈夫」



拓哉が塁に笑顔で答えた。


もしかして親が暴力的で暴れる的な?それか家がゴミ屋敷的な?実は超金持ちとか?


パチン…



「痛っ!なんだよ急に!」



拓哉がデコピンをしてきた。



「変な事考えてそうだったから」

「…別に」

「だったらいいけど」



土曜日は拓哉の家でお泊まり会決定。

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