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28話

しっとりとした肌に艶っぽい瞳。



「蓮も入れば」

「ん?」

「風呂、入れば」

「……風呂?」

「一緒に入れば」



ビックリした表情で俺を見る。



「さっき入ったっつーの」



頭を小突いて蓮は浴室を出て行った。



「拒否りやがった」



恥ずかしくなって頭の先まで湯に沈む。


ガチャ…


再び風呂場のドアが開いたような気がして急いで湯からから顔を上げる。



「ブファ!」

「ごめんピアス取り忘れた」

「えっあっごめん俺がさっき腕掴んだから」

「まぁな」



蓮は腕を伸ばしピアスを取る。


さすがに2度目は手を出さない。



「次は掴まないんだ」

「ん?まぁな」

「次は入ろうかと思ったのに」

「へっ?…えっ…ええ!?」

「じゃあごゆっくり」



意地悪な笑顔を見せて風呂場を出て行った。


やればよかった!なんで掴まなかった俺!


蓮の傍にいたくなった俺は急いで風呂を済ませた。



「髪乾かしてやろうか?」



蓮の隣に座る。



「お願いしまーす」



内心ドキドキしながら平然を装う。


蓮に手ぐしされながら温風を浴びる。



「尚の髪って柔らかいしサラサラだよな」



何気ない言葉で気持ちが舞い上がる。



「はい乾いたよ」

「サンキュー」

「尚から俺のシャンプーの匂いする」



やば、心臓が止まりかけた。



「当たり前だろ!」

「なんかいいね」



そんな優しい笑顔向けてこないでくれ。



「今日は泊まるから!」

「……そっか」



何だ今の間……嫌なのか?



「迷惑ならっ」

「誰もそんな事言ってないだろ」

「…だって………なんか……」

「襲っちゃったらどうしようって思って」

「……へ?」

「冗談冗談!本気にすんなよ」

「わかってるよバーカ」



襲われてもいいとゆうか襲ってほしいとゆうか。


ってまって!キス以上なにすんの!いやなんとなくは知ってるけどなんとなくしか知らないわけでキスだって仕方とかよくわかってないし!



「昔みたいに一緒に寝るでいいだろ?」

「にゃ!」

「えっ猫?」

「いいいっ一緒で大丈夫」



動揺し過ぎだろ俺!



「じゃあ歯磨きしよっか」

「おう」

「これ使って」

「ふーん、準備いいですね」



誰に使わせるために買ってあるんだか。



「尚いっつも泊まる時持ってこなかったし使ったやつは持って帰るから予備置いとかないとだろ」



俺のため?嬉しすぎてニヤけてくる。



「はい歯磨き粉」

「サンキュー」



蓮と並んで歯磨きをする。


……幸せだ。

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