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秋の終月の二十四日
昨日思いついた力の収束というものを念頭に、修練をしてみた。呼吸を整えながら力が収束していく形を思い描く。そしてさらっていくすべての術を絞って、小さく鋭く構築する。力の大きさを絞ることなく術の範囲だけを絞るのは、やってみると意外に難しい。ただ、思った通りうまくいくと、術の威力が上がる。
やっぱり私にはこの方法が合っているのではないかと思う。
やるべき事と範囲をきっちりと決めて、そこへ向けて力を集中して注ぎこむ事が重要なのだ。
今までもそういう事は考えていたつもりだけど、もっとしっかり意識していこうと思う。