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リアーナ=エリシアの日記  作者: 真夜中緒
昇級試験編
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秋の終月の二十三日

 今日もとにかく修練、そして検討会。みんなで過去の設問傾向を考えてみたりもする。

 それから夕食後には刺繍。

 こんな風に毎日を過ごしていると、なんだかもうずっと試験準備をしているような気持ちになる。もちろんそんな訳はないんだけど。

 時々自分がピンと張りつめたような感覚になることがある。

 例えば呼吸法の修練がすごくうまくいったときとか、検討会で新しい問題の攻略法を思いついたときとか。

 ああいう感じは、実は結構嫌いじゃない。

 刺繍に集中している時の感じとは違って、本当に自分が鋭いピンになったみたいに感じるのだ。一点に向かってどこまでも細く収束していくみたいに。

 そういう感じの時に使った魔術は、どれだけ複雑でもたいてい上手くいく。

 きっと魔力量のたいして多くない私には、収束というのは大切なことなのだと思う。アジャが魔力の分散に努めたのと、ちょうど反対みたいなことなのだろう。

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