甘さと甘さ。規格外の大きさイチゴにチョコレートをかける。それもまた良し
――イチゴにチョコレートをかける。
「チャレンジングなんだな」
イチゴにチョコレートをかける。
あまりしない組み合わせ。
イチゴはイチゴで甘い。
チョコレートはチョコレートで甘い。
甘いものに甘いものをかける行為。
過度な甘さ、バランスに欠けるだろう。
だが
――それもまた良し。
バランスが悪くてもいい!
「だって濃厚じゃないか」
甘さが
なぁに、甘いイチゴに甘いチョコレートをかけても問題あるまいて。
濃厚の先に見えるものもあるというもの。
「かけるぞ!」
イチゴにチョコレートを――かける。
はみ出るような大きさの大きなイチゴだにチョコレートをたっぷりとぬりつける。
赤いイチゴにチョコレートの組み合わせ、その見た目はジューシーな果物といった風情だった。
潤んだイチゴの赤に、とろりとしたチョコレートの茶。それが甘×甘のボリュームある見た目を演出している。
「食うぞ!」
食う。
チョコレートとイチゴ。
その組み合わせは
「美味い!」
美味かった。
チョコレートとイチゴ。
濃厚な甘みのチョコレートに爽やかな甘みのイチゴがあう。瑞々しいイチゴの甘さが味を引き締めてくれる。
むしろチョコレートの甘さがイチゴの瑞々しい甘さを引き立てる。
「イチゴはフルーツなんだな」
フルーツの甘さとチョコレートの甘さは違う。
当たり前の事が再確認する。
「美味い」
甘さの相乗。
バランスの中のアンバランス。
だが……
「それもまた良し」




