作者視点2
終業式も終わり、教室では諸連絡がされている頃の正門前。
「そう言えば、さっき迅先輩からメールありましたよ」
「誰にだ?」
「胡桃さんに。まっすぐ帰って来るようにとのことです」
「んー? 何かあったかな?」
教室に寄ることもなく、早々と帰宅しようとしている助っ人部面々。
バイクに跨がる大和、その隣でヘルメットを持つ美琴、お菓子を食べている珠樹とお菓子を手渡す蒼真。そして、ただ立っている武と胡桃。
「さて、やることもやったし、学校も終わったし」
「だな。俺は本屋寄ってから帰るから」
「お母さんに伝えておきます」
「美琴は俺が送っていくからねー」
「私は歩きだー。タマと蒼真は?」
「途中まで一緒っす」
「てくてく」
この二人は実は幼馴染み。
昔はお隣さんだったが、珠樹が引っ越して、少し遠くなった。それでも珠樹が死なないように、一緒に登下校をしている。
「お、そろそろ他のやつらも出てくる時間だな」
「じゃあ、解散しよ!」
「そうですね。では、締めの一言をお願いします、部長」
「夏休みは連絡すんなよ! 二学期生きて来るように!」
内容は微妙だが、締めになれば、何でも良い。
こうして彼ら六人の、宿題も何もない自由気ままな一ヶ月が始まった。
これにて助っ人部の一学期の話は終わりである。
二学期以降も、彼らは助っ人をし続けるのだろう。
終




