お小遣い稼ぎ
王城から出た俺達は王都にあるクランハウスに移った。サウス領に連絡するとやはりサウス領にこの国の軍が向かっているその数は3万
一応生け捕りにするように言ったけどな、あの娘は張り切ってたし汚名返上したい気持ちも分かるからな
次の日には3万の軍がほぼ捕虜になったお知らせがきた
あの父娘が暴れて手がつけられない状態だったらしいサウス領で指揮していた親父が笑ってた
またお小遣い稼ぎの為に王城へ出向くとあっちこっちから敵意の視線があったが俺とお供にユキミとシャルロットで堂々と歩いている俺達にとってはそのぐらいの視線などそよ風のごとく王城を進み中から沢山の人の気配がする部屋に入り
「今後の方針は決まりましたか?」
昨日のメンツと勇者様一行(笑)を含めて会議室で激論という名の罪のなすりつけ合いをしていたので昨日の報告もする
「実は昨日、サウス領が所属不明な軍に襲われまして3万人の軍でしたがその殆どを捕虜にする事が出来ました、身なりの良い者が多くお金さえいただければお返ししようかと。ダメなら奴隷にでもしようかなと。宣戦布告もなしに襲われたそうで3万対2千で負けた上でこちらの被害はほぼ無しの弱々だったらしいけど武器や防具は良い物も多く全部没収しました。これらも交渉しますよ」
先ほどからの騒ぎから嘘のように静まり返る
実はこのサウス領討伐軍には多くの貴族達の嫡男が参加している
その嫡男の護衛に領地最強の騎士団長や冒険者などが付いていた
そして先祖代々の武器や防具とか自慢の業物も多く持ち出されている
活躍出来た時の見返りがデカいしな
王家の忠誠心だったり打算があったり辺境の利権絡みだったり嫡男の箔付けだったりで辺境伯家寄子貴族以外の殆どが参加していた
それは王家の辺境伯家討伐は事前から決まっていた事を示唆するんだよ
「こちらも刻限はあと5日間になるのでヨツバ総合商会に窓口を設けてますから、ただ宣戦布告もしない盗人の身代金を減額を求めるような恥ずかしい真似だけは辞めて頂きたい。皆様の貴族としての本気を是非拝見させて頂きたいと思います。ただ金銭だけだと難しいと思いますので物納や利権や地位や領地までも買い取りさせて頂きたいと思いますので奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます」
各貴族は事実の確認と資金調達に奔走する事になるが今回の首謀者である王家と貴族家に恨みがましい視線を送り自身の家令に指示を出していく、それを見たユリウスは帰り際に
「そうそう、昨日の夜にウチに何人?何十人かの暗殺者が乱入してきたんですよ。まだまだ身の程知らずのお馬鹿さん達がいたようなんですよ。今、その組織をクランメンバーが潰しに行ってるんですがね、俺達だけがやられっぱなしと言うのも癪なんで自分たちをターゲットにした依頼者に暗殺者が向かうように細工をしました。今後襲撃されるのかな?だって組織の幹部全員の腕を……」
自分の腕を手刀で切る真似をして
「誰のせいだろうなって呟いてみるとどうなる?」
椅子がガタっとなって慌てたものが数名いた
「申し訳ありません、体調が優れませんのでここで失礼致します」「私もよろしいでしょうか?」
数名いた貴族達が慌てて出て行った
「あんな態度じゃ自分達がやりましたと言ってるようなものじゃん。シャルロット、今の貴族達にアレを適用したら問題はある?」
「いえ、特にはございません」
「特別指定しといて…ああ、皆様には特別指定が分かりませんよね?これは私達が商売をする指標といいますか、国や領地や個人に対しても評価を付けているんですが…ちなみに昨日からタイタニ王国は最低評価ですよ。いつ潰れるか分からないから。更にあの人達の評価も最低になりヨツバ総合商会の領地内の全部門撤退ですね。店舗にはゴーレムだけで食料品のみ自動販売になりますね。」
あーあとジェスチャーをした
「そこまでにしろよ、もういいだろう?可哀想じゃないか、通常通りにしてやれよ」
ここまで空気だった勇者君が発言した。
空気だけあって頭も軽いし言葉も軽いな。
「おー、流石は勇者ワルツ君だ。自分の領地に宣戦布告もなしに武装勢力を差し向けられてやり返されてたら可哀想だろって?勇者様は大変アホでいらっしゃる。自分達で仕掛けて辞めろとか言うなんてなかなか出来ないよ、勇者様の勇気は伊達じゃないな。この状況でお仲間を庇えるとは」
スゲーと言いパチパチと拍手をした
「当たり前だろ」っといいながら笑って胸をグッとそらす
すげーな勇者ってイヤミも通じないよ
何かのスキルか?
「じゃあ、ハーメツ侯爵が代わりになるという事ですね。流石は勇者様は自己犠牲の塊だな連帯責任で勇者パーティーの実家全て、ハーメツ侯爵領とついでに王領とガルフ公爵領も全ての取引を中止してね。俺と関わりたくないみたいだから。シャルロット宜しくね」
勇者様は余計な事を言ったと親達にボコられて鼻血が出てた
「では時間も無いですし条件を早く決めないといくら大陸最大国家のタイタニ王国でも滅んじゃうしね。勇者パーティー含めた王家を始めとした貴方達の所為でね」
立ち上がると北と東と西を指差す。
「ユキミはどう思う?」
「はい、ご主人様。必ず来ると思われます」
「南側のサウス領ぐらいは何とかしないとね。じゃあ、貴方達の降伏条件を詰めましょうか。」
本編をお読み頂きありがとうございます。
皆様にご支持して頂き、初のランクインされました。(日間)
本当に嬉しいです、ありがとうございました。
今後も皆様の心に残る作品にしていくように努力して参りますので応援よろしくお願い致します。 ルナリン




