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異世界で【天職:プレイヤー】やってます!  作者: フユルト
法壊:第2−2章 死界の令嬢
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第13話:ありし日の邂逅

…ころせ、また投稿忘れて外出しちまった…


来週はお休み…



「いやー、この数は少し不味いかな?」



エトラは冷や汗を浮かべながらも、指先から光の矢を放って分身の対処に当たるが、その数は増すばかりだった。



「不味いどころじゃないですよ、お嬢。これ以上は後の戦闘にも支障が出る」



「…」



その場の対応こそ出来るものの、それらを薙ぎ払うだけの手段が無かった。ヴェスタの持つ聖剣の【ホワイト・アウト】であれば可能性はあるが、全てを倒すには至らない。



「みんな、一箇所に固まって!!」



ヴェスタが一か八か賭けようとしたその時、ミーシャの声が響いた。



………


……




「作戦がある」



「はい、なんですかッ!?」



双剣の斬撃を防ぎ、迫るラプスの分身を優先して撃ち落としていたミーシャは、狐の女性の声に余裕なく応える。



「私の首輪を外せ。そうすれば、ここら一帯の奴らを無力できる」


女性は再び周囲に氷結を展開し、僅かに時間を稼ぐ。その間に、ミーシャは女性の説明に従って首の枷に手を触れる。すると、また半透明なパネルが現れた。



ーーー

罪人の〘制約〙を解除しますか?


《はい》・《いいえ》


警告:〘制約〙の解除は一時的に罪人の抑えられていた性能を解放しますが、召喚者に対する保護機能も解除されます。それでもよろしいですか?


ーーー



ミーシャはチラリと、女性の顔を見て…《はい》を選択し、女性の枷を外した。



「…信用するのか?私のことを」



「うん、だってーーー」



女性の怪しむ言葉に、ミーシャは笑って応える。



「だって、友達(・・)ですから!!…みんな、一箇所に固まって!!」



「…なら、どうして…」



狐の女性が顔に影を落として放った言葉は、ミーシャに届かなかった…



そうして、ミーシャ達は背中合わせで一箇所へと集まる。周囲のラプス達の分身はそれを見て嘲笑った。



「アッハハ!!!馬鹿じゃないのぉ?わざわざ殺しやすいように固まってくれるなんてさぁ〜?」



視界を埋め尽くすほどの軍勢が、ミーシャ達へと飛び掛かった…その瞬間、ミーシャ達の視界が切替わり、青空と広大な森が下に広がっていた。そして、僅かな浮遊感の後、落下していく…



「【妖術:氷棺ノ霜】最大出力ーーー」



地上に残った女性は冷気を帯びた手で地面に触れ…



「【氷天堕界】」



女性を中心に、極大の霜と冷気が一瞬にして拡散していく。迫っていたラプス達はその広がる領域に侵入した瞬間、次から次へと氷像に変わっていく。



「わぅっ!?」



「これは少し…」



「テメェふざけーーー」



喚く忘却律陣営達を容赦なく呑み込み…地上の森林地帯の大部分は氷と霜に覆われた。



空中で体勢を整えたアウレウスは、空中でジタバタ藻掻いていたエトラを抱えて着地、ヴェスタは瞬間的に狂乱律の力を纏って衝突の直前にエネルギーを爆発させて衝撃を相殺して降り立つ。



ミーシャも鮮血律を使用してかっこよく着地しようとするが、その前に狐の女性にキャッチされてしまう。



「えっと…ありがと、す」



「しー…」



何か言おうとしたミーシャの口に、女性は人差し指を当てて閉ざさせる。



「早く行け…どうやら、まだ向こうはやる気のようだ」



その言葉通り、体の半分を霜による凍結に覆われながらもこちらに敵意を向ける紫髪の少女…ラプスが現れる。



「寒いなぁ〜…クソったれがァ!!!!鬱陶しい鬱陶しい鬱陶しい鬱陶しい鬱陶しいィ〜ッ!!!!!お前も殺してあげるよォ〜?手脚引き千切って中身グチャグチャに引き摺り出してさァ!!?!?」



勝確の状況から逆転されたせいか、それとも寒さのせいか…完全にキレたラプスが紫の長剣の切っ先を女性へ向けて宣言する。ミーシャは心配そうに女性を見上げるが…女性は片手でそれを制する。



「さっさと行け、やるべき事があるのだろう?」



「うん…分かった…その、無理しないでね…?」



ミーシャ達が本来の目的のため離れたのを横目で見て…女性はふっ、と笑みを零す。



「何笑ってんのかなぁ〜…獣クセェ売女が」



「いいや、ただ自分の単純さに呆れただけだ。はぁ…」



あぁ、本当に…どうして、好きになってしまったんだろう…



「全く、どうしようもないな…私は!!!」



狐の女性ーーー天狐鈴(・・・)は、自身の周囲に氷柱を生成し、迫る忘却律達へと一斉に撃ち出した…







『…言いたいことはある』


『…聞きたいことがある』


「それでも…今は、どうしてもやらなきゃいけない事があるからーーー」


ーーー少しだけ、忘れていよう



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