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『灰燼の世界で、俺の白銀(アウラ)だけが消えない』 ──東方の刀『不知火』で切り拓く夜天の夜明け──  作者: 柊 篝


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第12話:第二城門の防衛戦

地下救護所で起きた「白銀の奇跡」が、絶望の底に沈んでいた鉄鋼砦の空気を一変させた!

死を待つだけだった兵士たちが槍と弓を握り直し、夜天守護騎士団と共に立ち上がる。

外郭の第二城門へ押し寄せる、三千もの灰燼種による怒涛の総攻撃!

胸壁から降り注ぐ矢と魔導弾! フェリの立体機動射撃、シエルの登攀阻止、エレナの城門防護!

生き残るための決死の集団防衛戦が繰り広げられる中、地平線の彼方から大地を揺るがす巨大な影が猛突進してきて──!?

 ズズズズズズズゥゥゥゥンッッッッ……!!

 頭上から降り注ぐ衝撃の波が、地下病棟の天井を震わせ、幾筋もの石粉を白く散らしていた。

 外郭を埋め尽くす三千の異形が、第二城門を力任せに打ち砕かんと総攻撃を開始した合図だった。

 だが──薄暗い救護所に満ちていた絶望の静寂は、すでに跡形もなく消え去っていた。

「おい、運べ! 矢筒と魔導信管を地上の中庭へ全部上げるんだ!」

「包帯を巻いたらすぐに持ち場へ戻るぞ! あの少年だけに戦わせてたまるか!」

「そうだ! 俺たちには夜天の増援がついているんだ!」

 あちこちで巻き起こる、荒々しくも力強い兵士たちの怒号。

 包帯を巻いた軽傷の守備兵たちが、互いに肩を叩き合い、次々と武器を手に取って駆け出していく。

 現場軍医のバートンは、血と煤で汚れた白衣の袖をまくり上げ、鬼気迫る表情で指示を飛ばしていた。その充血した目には、先ほどまでの悔し涙は微塵もなく、仲間を一人残らず生かして帰すという医療従事者の強固な意志が燃え盛っている。

「カナタ君!」

 石段の昇降口へ向かおうとするカナタの背中に、バートンが駆け寄ってきた。

「リックの呼吸は安定している。心拍も、体温も正常だ……本当に、あいつを救ってくれてありがとう。だが……あんたの顔色、真っ青だぞ。本当に地上へ行くつもりなのか?」

「はい」

 カナタは足を止め、振り返って真っ直ぐにバートンを見つめ返した。

「僕の身体なら大丈夫です。……外の門を破られたら、ここにいるリックさんも、皆さんも、全員が呑み込まれてしまいます。だから……僕も行きます」

 丁寧な敬語の奥に宿る、凛とした揺るぎない覚悟。

 バートンは息を呑み、そして深く頷いてカナタの肩を力強く叩いた。

「頼んだぞ、白銀の騎士様……! 俺たち救護班も、後ろは絶対に守り抜いてみせる!」

「はいっ!」

 カナタは短く応じ、石段を一気に駆け上がった。

 確かに、体内のアウラをごっそりと削り取られた感覚は生々しく残っていた。太ももが鉛のように重く、心臓が普段より激しく脈打っている。リックの体内へ直接魂の熱を注ぎ込み、冷気を溶かした反動だ。

 だが、腰に帯びた父の形見──『不知火』の柄を握り締めると、不思議と指先の冷えが引いていった。

「無理をするなと言いたいところじゃが……フン、良い面構えになったのう、カナタ」

 首元に巻きついたコハクが、ふかふかの純白の毛並みでカナタの頬をすり寄せ、自身の神気をわずかに分け与えるように温もりを伝えてきた。

「妾が背後を見張ってやるゆえ、存分に腕を振るうがよいわ」

「ありがとうございます、コハク」

 石段を抜け、地上の中庭へ飛び出すと、冷たい風とともに黒煙と焦熱の臭気が一気に押し寄せてきた。

 頭上高くそびえる第二城門の胸壁。

 十数メートルの黒鉄の城壁へと続く軍用階段を駆け上がると、目の前の視界が一気に開けた。

 そこから見下ろした外郭広場の光景は──まさに、黒泥の地獄そのものだった。

 見渡す限りの赤土の大地を埋め尽くす、蠢く無数の影。

 四足で地を這う灰狼の群れ、骨を剥き出しにした異形の巨獣、背中に無数の棘を生やした歩行甲殻型。数千の灰燼種が、まるで意志を持った濁流のように押し合いへし合い、第二城門の分厚い鉄扉へと殺到していた。

 ズズゥゥン! ドガァァッ! と、扉の表面に無数の爪や角が叩きつけられる鈍い重低音が、足元の石畳を絶え間なく震わせている。

「おいおい、見ろよこの大盤振る舞い! 王都の市場でもこれほどの客足は見たことねえぞ!」

 胸壁の中央、最前線の張り出しで仁王立ちしていたクロードが、獰猛な笑い声を轟かせた。

 鋭い黒い双眸を細め、肩に担いだ大太刀を片手で豪快に回す。

 その背中には、周囲の兵士たちの恐怖を根こそぎ吹き飛ばすほどの、圧倒的な覇気が満ち満ちていた。

「ビビって縮こまる時間は終わりだ、鉄鋼砦の野郎ども!」

 クロードの大太刀が、天を突くように真っ直ぐ掲げられた。

「門に爪の一本でも触れさせるんじゃねえぞ! 撃ち方始めェェッッ!!!!」

 ドドオォォォォォォンッッッッ!!!!

 号令一閃。

 城壁の上に配備された防衛兵器が一斉に火を噴いた。

 魔導砲から放たれた蒼い光弾が密集地帯の中心で炸裂し、数十体の異形が吹き飛ぶ。

 城壁に並んだ守備兵の弓兵部隊から、火炎壺を括り付けた無数の矢が雨のように降り注ぎ、地上を赤黒い火海へと変えていく。

「ひゃっはー! 的がデカすぎて外しようがないにゃ!」

 胸壁の銃眼(狭間)のへりを身軽に跳び移りながら、フェリが二丁拳銃を乱射していた。

 バババババァンッ! ドババババババァンッッ!

 両手の大型魔導拳銃から繰り出される神速の連射。放たれた光条は、密集地帯の中で跳躍しようとした素早い個体の核を、寸分の狂いもなく撃ち砕いていく。

 青いショートヘアを激しく揺らし、青い三角耳を垂直にピンと立てて風下の音を拾うフェリ。お尻から伸びた青い尻尾は、戦場を駆ける高揚感で太く膨らみ、左右へご機嫌に空気を叩いていた。

「三番隊、十一時の方向のデカいやつに火炎瓶を投げるにゃ! アタイが核の装甲を剥いでやるにゃ!」

「お、おう! 了解だ、お嬢ちゃん!」

 守備兵たちもフェリの指示に即座に呼応し、息の合った連携射撃を繰り出していく。

 だが、三千という数はあまりにも膨大だった。

 砲撃と矢の雨をものともせず、死の冷気を纏った異形たちは同胞の死骸を踏み越えて突進してくる。

 さらに──。

「シャァァァッッ!!」

「ギチチチチチッ!」

 垂直にそびえる第二城門の城壁に、鋭い鉤爪を引っ掛け、まるでヤモリや百足のように壁面をよじ登ってくる素早い奇襲個体たちが現れ始めた。

 胸壁を制圧し、防衛兵器を破壊しようという知恵を持った動き。

「壁を登ってくるぞ! 槍兵、突き落とせ!」

 兵士たちが長槍を構えるが、敵の動きは異常に素早く、狙いが定まらない。

「……させるわけ、ない」

 風を切る静謐な声とともに、銀白の影が胸壁の縁へと躍り出た。

 シエルだった。

 風に激しくなびく銀白髪のポニーテール。その隙間から覗く長いエルフ耳が、壁面を這い上がる微細な引っ掻き音を捉え、ピクッ、ピクピクと鋭敏に、小刻みに跳ね上がる。

 シュッ、シュシュッ!

 彼女の両手から放たれた黒塗りのクナイが、城壁の表面へ正確無比に突き刺さった。

 ──『影縫い・絶影(ぜつえい)』!

「ギャウッ!?」

 壁を這い上がっていた数体の灰獣が、自らの影を鉄壁に縫い止められ、ピタリと動きを凍結させた。

「……今。突き落として」

「う、うおおおっ!」

 シエルの援護を受け、守備兵たちの長槍が一斉に繰り出される。

 動きを封じられた敵は易々と胸壁から突き落とされ、十数メートルの高さから落下して下の石畳で自壊していった。

 だが、最大の問題は城壁の直下──第二城門そのものだった。

 ドズゥゥゥンッ! ギギギギギッッ……!

 数十体の大型個体が、城門の鉄扉へ向けて一斉に体当たりを繰り返していた。

 外郭が破壊されたことで防護魔導の供給が不安定になっている城門は、その凄まじい衝撃に軋み、黒鉄の扉の内側がギシギシと悲鳴を上げて湾曲しかけていた。

「門が……門が持たないぞ! かんぬきが外れちまう!」

 城門の真上を守る兵士から、悲鳴が上がる。

「──耐えてください! 絶対に、破らせはしません!」

 胸壁の張り出しから、エレナが身を乗り出した。

 その豊かな胸元を覆う法衣を翻し、両手で掲げた『医療用短杖(ペンシル・ワンド)』を城門の裏側へと向ける。

 先端の水色水晶が、激しく渦を巻く蒼い輝きを放ち始めた。

「清らかなる水の理、衝撃を包み込み、流転させよ──『水輪の緩衝膜(アクア・クッション・ヴェール)』!!」

 ザザァァァァッ!

 城門の裏側、そして軋むかんぬきの周囲に、幾重もの粘り強い水流の膜が展開された。

 ドガァァン! と外側から大型個体が体当たりを食らわせるが、その破壊的な衝撃波はエレナの水流の膜によって瞬時に分散され、四方へと受け流されていく。

「くっ……うぅ……っ!」

 エレナの白い額に脂汗が滲み、細い肩が衝撃の余波で小さく揺れる。

 しかし、彼女の慈愛に満ちたアーモンド形の瞳は、決して揺らぐことはなかった。

 怪我人の治療だけでなく、砦そのものを支える大黒柱として、彼女もまた前線で命を懸けていた。

「キシャアァァッッ!!」

 その時だった。

 胸壁の混乱を縫うようにして、背中に皮膜の翼を生やした大型の有翼型灰燼種二体が、上空から急降下してきた。

 狙いは、城門の防護魔導を維持するエレナ──!

「エレナ様、危ない!」

 近くの守備兵が槍を構えようとするが、空からの超高速の突進には間に合わない。

 死の冷気を宿した鋭利な鉤爪が、エレナの無防備な背中へと振り下ろされようとした、その瞬間──。

「──そこまでですッ!!」

 風を裂いて割って入ったのは、黒髪を翻したカナタだった。

 カナタは床を強く踏み抜き、エレナと敵の間に滑り込むように立ち塞がった。

 腰の太刀──『不知火』の鯉口を弾く。

 カチリッ!

 全身の重怠い疲労。

 だが、それを言い訳にする気は毛頭なかった。

 アウラを無駄に垂れ流せば、今度こそ倒れてしまう。

 研ぎ澄ませ。

 余分な力をすべて捨て去り、必要な一瞬、必要な一点にのみ熱を集約させる。

(吸って、吐いて、丹田に落とす──)

 心臓の奥底から引き出した白銀の火種を、下腹部でキュッと小さく絞り込む。

 薪を割る時、斧の重みと腕の振りを完全に一つにした、あの無駄のない呼吸。

 キィィィィン……ッ!

 抜き放たれた不知火の白銀の刀身に、薄く、けれど極めて密度高く圧縮された白銀の熱が宿る。

「ギィィッ!?」

 頭上から爪を振り下ろす有翼型。

 カナタは上段へと刀を振り上げ、迷いなく、真っ直ぐに大地へと振り下ろした。

 ──『不知火・天断(てんだん)』ッッ!!

 ズバァァァァンッッ!!!!

 白銀の閃光が、縦一文字に大気を切り裂いた。

 有翼型の頑丈な胸殻ごと、その中心に埋め込まれていた青白い核が、紙切れのように真っ二つに両断される。

 ジュウゥゥゥッ……!

 切り口から溢れ出した眩い純白の熱量が、怪物の巨躯を一瞬で包み込んだ。

 黒煙も煤も残さない。

 触れた端から死の冷気が蒸発し、有翼型の身体はサラサラと光り輝く純白の雪──光の粒子となって、風の中へと昇華消滅していった。

「ヒッ……!?」

 もう一体の有翼型が、仲間のあまりにも鮮やかな消滅に怯み、空中で羽ばたきを止めた。

 カナタはその隙を見逃さず、踏み込みざまに不知火を横へと振り抜いた。

 スパンッ!

 首元を両断された二体目もまた、光の粒子を撒き散らしながら大気の中へと溶け去っていく。

「はぁっ……、ふぅ……っ」

 残心を解き、カナタは息を吐き出した。

 余分なアウラを使わなかったことで、視界の揺らぎはない。

 研ぎ澄まされた一刀──『不知火・天断』の手応えが、確かに両の掌に残っていた。

「あ……」

 槍を構えていた守備兵たちが、口を半開きにして立ち尽くしていた。

「本当に……灰にならない……」

「光になって……消えた……!?」

「地下の噂は本当だったんだ……! あの子の太刀筋は、死の灰を光に変えて消し去るんだ……!」

 兵士たちの目に、畏敬と、そして爆発的な歓喜の光が宿った。

 これまで百年間、人間を恐怖の底に突き落としてきた灰燼種が、自分たちと同じ人間の一太刀で、跡形もなく消滅させられたのだ。

 勝てる。

 この小隊と共になら、絶対に生き残れる!

「「「うおおおおおおおおっっ!!」」」

 胸壁全域に、地響きのような鬨の声が轟いた。

 士気はもはや最高潮を超え、神がかり的な熱狂へと達していた。

 兵士たちの矢の雨がさらに激しさを増し、投げ落とされる火炎壺が門前の敵を次々と焼き払っていく。

「ハッ! てめえら、まとめて消し炭になりやがれッ!」

 クロードが大太刀を水平に一閃させた。

 ドゴォォォォォォンッッ!!

 噴き出した漆黒の炎が、胸壁から広場へ向けて扇状に広がり、門前に群がっていた数百体の灰燼種を一挙に炭化させて吹き飛ばす。

 猛烈な迎撃と、黒炎の掃討。

 そしてカナタの白銀の刃。

 三千の包囲網は明らかに乱れ、先頭の群れが恐怖を覚えたかのように後退を始めていた。

「押し返してるにゃ! 敵の足が止まったにゃ!」

 フェリが銃身を回しながら歓声を上げた。

「……第一波、崩壊の兆候を確認」

 シエルもまたエルフ耳をピクピクと動かし、冷静に状況を分析する。

「やった……! 防ぎ切ったぞ!」

「夜天守護騎士団万歳! 鉄鋼砦は落ちてないぞォォッ!」

 守備兵たちが拳を突き上げ、勝利を確信した叫びを響かせた。

 誰もが、第一波の撃退に安堵しかけた──まさにその瞬間だった。

 ──ドズゥゥゥゥゥゥゥゥンッッッッ!!!!

「……っ!?」

 カナタの足元が、激しく跳ね上がった。

 地震ではない。

 これまでのどんな砲撃とも、クロードの黒炎とも異なる、大地そのものの骨を軋ませるような、暴力的な重低音だった。

「な……なんだ……!?」

 歓声を上げていた兵士たちが、凍りついたように言葉を失った。

 外郭広場の遥か彼方──。

 散開しかけていた灰燼種の大群が、まるで何かに道を譲るかのように、左右へと乱暴に割れていく。

 その割れた群れの中心から、もうもうと立ち上る白灰の煙を突き破り、ひとつの「巨大な影」が姿を現した。

「……嘘、だろ……」

 守備兵の一人が、持っていた槍を取り落とした。

 そこにいたのは、通常の灰獣などとは桁が違う巨躯だった。

 体長五メートルを超える、鋼鉄のような黒灰色の重装甲に覆われた巨体。

 二足で大地を踏みしめるその姿は、まるで歩く要塞──「装甲オーガ型灰燼種」。

 そして何よりも凶悪だったのは、その頭部から前方へ向けて突き出された、太さ一メートルを超える巨大な一本角だった。

 ねじれ、黒光りするその角は、攻城兵器である「破城槌」そのものの形状をしていた。

「グルルルルルルァァァァァッッッッ!!!!」

 オーガが天に向けて咆哮を上げた。

 大気を引き裂く重圧の衝撃波が、第二城門の胸壁まで届き、兵士たちの鼓膜を突き破らんばかりに震わせる。

 その爛々と青白く光る巨大な核が、第二城門を真っ直ぐに捉えていた。

 ズシンッ! ズシンッ! ズシンッ!

 オーガの巨足が大地を抉り、徐々に加速を始める。

 目標は──第二城門。

「あ、あんなデカいのが突っ込んできたら……!」

 フェリの青い三角耳が恐怖に伏せられ、叫びが上がった。

「門ごと、砦の内郭までぶち抜かれちゃうにゃあぁぁっ!!」

 時速数十キロに達する五メートルの鉄塊。

 激突すれば、エレナの防護障壁ごと城門が粉々に砕け散るのは明白だった。

 門を塞ぐ障害は、何一つない。

「…………」

 カナタは、ゆっくりと胸壁の縁へと足を踏み出した。

 吹き荒れる突風が、黒髪を激しく揺らす。

 迫り来る破城槌の巨獣。

 震える足。

 だが──不思議と、胸の中には恐怖よりも、冷徹なまでの静寂が広がっていた。

 後ろには、助けたリックがいる。

 必死に命を救おうとしているバートンがいる。

 自分を温かく迎えてくれた、第7小隊の仲間たちがいる。

 不知火を正眼に構え、カナタは深く、深く息を吸い込んだ。

「クロードさん」

「……おう」

 隣に立つ師匠の低い声が返る。

「僕が、あの角を断ちます」

 少年は、迷いなく告げた。

 胸壁の縁から、真っ逆さまに飛び降りる準備をしながら──。

第12話をお読みいただき、本当にありがとうございました!

息を吹き返した守備兵たちと第7小隊が背中を預け合って戦う、熱狂の第二城門防衛戦!

フェリの立体機動射撃、シエルの影縫い、エレナの城門防護、そしてカナタの無駄を削ぎ落とした『不知火・天断』が炸裂し、第一波を押し返しかけました!

しかし、その安堵を打ち砕くように現れたのは、第二城門を一撃で叩き割らんとする巨大な「装甲オーガ型灰燼種」!

門を守るため、胸壁の縁から飛び降りる決意を固めたカナタ!

次回、第13話『光を纏う刃、初陣の勝利』!

白銀の一刀が、巨大な破城槌の角ごとオーガの巨躯を両断する!

第一波防衛戦の完全決着を、どうぞお楽しみに!

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