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第三十九話 暴走の制御

アメリアはノアに近付いていった。ノアの姿はとても苦しそうでどうすれば助かるのかとても混乱してしまった。


「…あ、アメリア…お、俺に構うな!逃げろ…!」


前見た夢ではノアが暴走すると大量の魔力が溜まってそれが制御出来ずに色んな方向から魔法を出してしまうって聞いたけどハッキリ言うとこれからどうすれば分からない。

ノアから出る魔力を吸い取れば良いということは思い出したけれどそれ以降は今だにモヤとノイズが入って思い出せない。


だけど何もしないよりかは良い。そう思って、とりあえずノアの魔力を吸い取ろうとした。えっと…ゲームではノアの背中をさすっていくと勝手に流れて来たような……。


「ノア、背中をさすらせて頂きますね」


私はゲーム通りさすっていった。すると力が流れてきているのが何となくだが分かってきた。その時に何か映像らしき物が流れてきた。これは…男の子?一体、誰なのかな?凄く悲しそうで…。


そう思っていたらノアの魔力の暴走は収まった。だがーーまだノアは苦しそうになっていた。


「ど、どうすればいいの…?」


「シンジツのアイ!シンジツのアイ!ヲ、イウト、イイ!」


はいっ!?真実の愛!?そんな恥ずかしいことを言えるわけが…!

だけどノイズが入っている所と同じ言葉な気がした。どうして…?もしかして、本当なの!?なら試すしかないわ…!恥ずかしいけれど。


「……の、ノア、愛していますよ」


「ヨクゾ、イッタ!」


なんかこの精霊ウザイ。

だけど、この話は本当だったのか知らない。なぜなら、みるみるノアの顔色が良くなっていった。


「ノア!良かった!無事で」


私は安心してノアを抱きしめていた。


「アメリアは無茶しすぎだ」


「無茶しなければ助けれなかったでしょ?ノアが助かっていればそれでいいのよ」


私とノアは抱きしめあっていたらヴィヴィが話しかけてきた。


「あ、あのー。お取り込み中、すみません」


「ヴィヴィ、どうしたの?」


「さっき転移魔法を使ったって言いましたけど上級の方の転移魔法を使ってしまいました」


「えっ?それって普通のと、どう違うの?」


「嫌な場所に転々といく魔法です♪」


ヴィヴィはとてもご機嫌に言ってきた。なぜだろうか。凄く嫌な予感がして来た。

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