第二十五話 決行日
ついに待ちに待った決行日だ。私は楽しみで朝4時に起きてしまって、ついでにガブリエルを起こしに行った。明らかに嫌な顔をされたけど私は全力で叩き起した。
その後、朝食をとってダラダラと過ごした。そのダラダラと過ごしている時間は騎士団ではなかなか出来なかった二度寝をした。でも楽しみな気持ちが溢れて、寝てもまた数分後には目を覚ましてしまった。遠足前の子供の気持ちが分かる。今になって分かるのは気が引けるが遠足前の子供の気持ちがこんなだったとは…だが私がこれからすることは遠足よりもタチが悪い。これから起こる出来事がそう言わざるをえなくなる。
私はダラダラ過ごした後、ガブリエルには先に城に行ってもらった。理由はーーこれから分かるだろう。
その後、私は城下町に行って約束の場所へと向かった。城下町には一番目立つスポットとして有名な神樹様を約束の場所にした。これからすることはとても神樹様には教えられないが。
それから数分後、私は『ある人』を発見した。髪は茶色で瞳は緑。ほかの人と比べると目立つ、と言うより地味な方だ。『ある人』はこちらに進んで行く。やっぱり何も変わっていない。そう思わせた原因は『ある人』が纏っているオーラだろうか。または見た目だろうか。私には全てがそう思わせた。
「久しぶりね。ルーク」
『ある人』の名前はルークと言う男性で正真正銘の私の幼馴染だ。
「お久しぶりです。アメリア」
なぜルークを呼んだかは後々、説明させて頂こう。エレナと会わせた方が話が早い。
「ルーク、今からお仕事があるから14時まで私の家にいてくれないかしら?」
「畏まりました」
よし。これで種はまいた。この時間帯ならエレナはまだ城にいる。エレナにバレずに私の家に送れるだろう。
それから私は魔物の討伐に向かった。
魔物の討伐が終わって14時より終わった。その後、馬車の運転手に早急にマルティネス家に行ってほしいと頼み送ってもらった。
家に着いてルークがいると言う客室の方へと向かった。
「仕事が終わったわ。城下町の方へ来てくださらないかしら」
「畏まりました」
私はエレナがいる城下町に行った。だが城下町も案外広い。探すのは困難だ。そこでフェイスに書いてもらったメモ帳がとても役に立つ。細かな時間帯の情報も書かれていて確か…14時02分は……羊食堂?羊料理でもあるのかしら。
メモ帳を一枚一枚、開くと羊食堂の詳細が書かれていた。
「フムフム……羊食堂の店主は実は侯爵の身分を持っておりエレナは知らないふりをして近づいている。この二人は仲が良いようにみえる」
下を見ると店主の歳、血液型、誕生日、過去のことが書かれてあった。そして次のページを見るとメニューも書かれていた。それに写真付きで。
カレー
ハヤシライス→美味しい
フレンチトースト
豚丼
カツ丼→微妙
羊食堂定食→オススメ
〝何も書いてない奴も美味しいよ〟
これ…一つ一つ食べたのかな。それに羊料理があるのかと思ったけど無かったわね。
その後、エレナがいると思われる羊食堂に入った。




