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26話

短めかなぁ

野外演習として王都から二日程かけて馬車でやってきた所はゴブリンの名所だった。

大きな森にかなりの数のゴブリンが生息している。


学生パーティをいくつかまとめてある程度離れた場所に、

それぞれのキャンプが展開されている。


この目的は各パーティでの野外活動だ。

それぞれ役割を考えて行動するのを目的とした物で

3パーティに一つのプロである冒険者のパーティがサポートについていた。


「よーし、お前らまずは場所を決めるぞー!」


サポートする冒険者のおっさんが大きな号令をだす。


「野営する場所もどこでもいいわけじゃないぞ?

 まずは見通しが良い場所が最低限だ」


そういうと、森から離れた場所を選ぶように各々のパーティでテントを張っていく。


「まだ、日が暮れていないが、日が落ちると真っ暗になる。

 それまでに目印を付ける必要がある」


テントの入り口の方向や火をおこす準備に街道側と森側が

暗くても分かるように目印になる物を置いたりした。

真っ暗で襲撃されたりしたらパニックになるのは目に見えているが、

そう言ったどちらに逃げればいいのかという指針があると、

パーティの一人くらいは冷静になるのだそうだ。

これらがベテランの経験という奴だろう。


そんなこんなで夕食を摂り見張りを交代で行う森に着いて一日が過ぎた。

近くには2パーティいて、このおっさんパーティの受け持ちだそうだが、

どこも無難にキャンプができているようだった。


ーーーー食事以外は。


「だれ~も~ご飯まともに作れないとかぁ!」「ウチは使用人?連れてけばって言ったし!」

「一応食べとこうぜ?マズイけど」「だ、誰かまともに作れる人いないのですか?役立たず」

「わたくしはこれ美味しいと思いましてよ?」

「「「お前の舌おかしいから!」」」


そんな感じで賑やかだった。

ただゴブリンは現れなかったけど。



二日目にはパーティ単位で森を進む事になる。

通った場所に目印等を付けて行く。

森である為、草木を掻き分けて行く時も、

ある程度獣道になるようにならしていく。


細かい事だが森の奧に行くと日の光が少なくなり見通しも悪くなる。

まっすぐに進んでいるようで別な方へ行くこともあるのだとか。

詰まりは迷わない手順というやつだろう。


20人以上の団体で行動しているので長い列が森の中に出来上がる。

先頭の冒険者が何やら見つけたらしく、隊列全体が止まりしゃがみ込む。

目的のゴブリンが数匹居たのだ。


冒険者のおっさんが学生パーティにそれらの討伐をさせるように促していく。

無事に全パーティがおっさん冒険者パーティの指導の下にゴブリン討伐を終える。

そして野営キャンプに戻る頃には日が暮れ始めていた。


ゴブリン討伐での武勇の話を肴に夕食を終えると交代での就寝時間になる。

今日でここの生活は終わり帰還する事になる予定だ。

予定通りに進んでいた。



その日の深夜。

各所で悲鳴が上がるまではーーーー。

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