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17話

前回で4万文字超えてました。

結構書いたなぁ。

平日は学校がある為、まず行けない。

そうなると週末の休みに行くことになるわけだが・・・

今日は何故かやつらが居る。


「アスト!、休みの日の付き合い悪くないか?」


「そうだぞぉ。先週も朝から居なかったし、ボクらは友達じゃぁなかったのかい?」


何が言いたいのかさっぱりわからない。


「つまりボクらが言いたいのはぁ~」「遊びに行くなら連れてけ!」


「「ってことだ!」よ!」


何か勘違いしているのは解った。

どうやら、休日に朝から遊び惚けているのではないか?

と勘ぐっているようだ。


「いや、べつに僕は遊びにいっているわけじゃないんだよ?」


とりあえず、否定。当たり前だ。

お金を稼ぐために日帰りの冒険者をやっているとは言えない。


「では、アレだねぇ?ホラ?アレ?」


「ん、なんだアレって。面白い事か?」


何やらマサートが思わせぶりな事を言っているがヴェルトにはピンと来ていない。

ちなみに、僕にも何が言いたいのかさっぱりわからない。


「休日にぃコソコソ出かけているんだよぉ?

 これはもう、アレだよ。

 女の子に会いにいっているんだよぉ?」


「なんだ、婚約者との逢ってるだけか」


ちょっと冷めた発言がヴェルトから飛び出す。

「だけか」ってまさか・・・お前・・・すでに居るのか?

ちょっと怖くて聞けないと思っていたら。


「ちょぉ~ヴェルトォ!まさか婚約者が居るのかいぃ?」


「ん? いるぞ?」


貴族なら当たり前なんだろう?って言葉が返ってきた。

クッ。まさかここに「怨敵」が居ようとは!

同じ貧乏貴族で婚約の話など来やしないと思っていのに!

隣を見ると僕と同じように驚愕の表情のマサート。


「「この裏切り者!」」


魂の友達が同時に叫んだ!

そしてソウルフレンドはがっちりと拳を握り合う。

ヴェルトは何故罵られているのか理解できない様子だが。


「と言う事で。マサート。君の考えてるような事はないんだよ。

 悪いけれど僕にはそんな素晴らしい人は居ないんだよ・・・・

 もう一度言うね。

 居・な・い・ん・だ・よ!」


言ってて悲しくなってきた。


「おうぅ。アスト・・・いや、ソウルフレンド理解したよぉ」


「いや、まぁどうでも良いんだが、

 結局アストはどこに出かけてるんだよ?」


当初の目的からずれていた事に気が付いたヴェルト。


「はっ!そ~だったぁねぇ。

 うん、結局、休みの日にこんな朝早くから何をしてるんだい?」


「それを聞くのか・・・」


まぁ聞きに来たんだろうなぁ。言ってないし。

冒険者とかバレると俺もってなりそうなやつらだから言えないし。


「その、なんと言えばいいのか・・・・うちって貧乏男爵家なんだよ」


うん、それで?って聞いてくるこの伯爵家が憎い。


「だから日雇いの仕事をやってね?」


あーなるほどなぁとヴェルトの方は気が付いたようだ。

恐らく同じように自領で仕事をしていた経験があるのだろう。

同じ貧乏っぽいしね。


しかし、伯爵様は・・・「え?どういうことなんだいぃ?」とまだ解っていない様子だ。


「・・・・・だから、仕事して生活費を稼いでいるんだよ」


ズーーーーーーン。

重苦しい空気が男子寮のロビーに流れた。

他にもちらほらと下級貴族の男子には覚えがあるらしく、

「あぁぁ」「わかる」とかのつぶやきが聞こえた。


「んん? それは親に頼めばいいじゃないのかなぁ?」


「おい、さっきから貧乏だっていってるだろう?

 お前には解んないかもしれないが、

 俺んちも学費と生活費の仕送りでかなりぎりぎりなんだよ」


ヴェルトの所も結構シビアだ。うちほどじゃ無いにしても。


「僕の場合は学費以外の仕送りを断ったんだよ。

 だから働く必要があるんだ・・・」


「そ、そうなのかいぃ?そ、それは・・何かすまないねぇ」


すごく申し訳なさそうにしているが、別に何かされたわけじゃない。

言うなれば。「貧乏が悪いんだ」って所だろう。


「いや、気にしないでいいよ。

 そういう訳だからしばらくは休日に遊べないけれど・・・

 余裕ができたら一緒に遊ぼう!」


「だな!」「そうだねぇ!」


二人は僕の出勤を爽やかに見守ってくれた。

王都の街の朝の喧騒に紛れるように歩いていく。

魔力探知を発動されて確認するが尾行の気配は無い。

宿をとっている場所まで歩いて行き、部屋で冒険者「アルト」に今日も変装するのだ。


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