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第33話:騎士500人

本当は新しい眷属を召喚するつもりでしたが、素材不足で先伸ばしさせていただきます!

翌日の早朝

俺と幹部眷属らはメインルームに集まっていた


「では今から眷属同士を融合させ、強い魔物を召喚したいと思います」


「たのしみだ」


「ウム。ハヤクテアワセシタイ」


「・・・・・そうね」


「一組は、昨日の襲撃者の騎士ゾンビ2体とスケルトン10体。もう一組は騎士ゾンビ2体とゾンビ10体を融合させ、2体の魔物を召喚するつもりだ」


「2体もですか?それは楽しみですね」


「じゃあ始めるね」


俺はスキル『眷属融合』を発動しようとした瞬間、ダンジョン内に侵入者を表す警報が鳴り響いた


「まったく、変なタイミングで侵入者か。冒険者かな?」


『マスター!!ダンジョン入口付近に武装した騎士が集結しております!数は約500人、さらに数人はダンジョン内に侵入しているようです!!』


「「「!?」」」


「どういうこと?」


『憶測ですが、昨日退治した騎士4人が死ぬ前に、なにかしらの手段で仲間に連絡したのかと』


そういえば、騎士の中に後方に下り魔法を使用する準備をしていた騎士がいたけど、そいつの仕業か


「わかった」


確認したところ、ダンジョン入口に先見隊として250人が陣取り、その先見隊の数名がダンジョンに侵入したようだ。

そして残りの250人は、ダンジョン入口周りにある森林を抜けた場所にある平原に待機しているようだ


「モウシワケナイ。ワレガモットハヤクカタヅケテオケバ・・・」


「ん?ああ、怒ってるわけじゃないよ?500人分のアンデッドが増えると思うと嬉しいじゃないか」


「シカシ・・・」


「てなわけで、今回は1階層は同じで、2、3階層の罠迷宮で数を減らし、4階層はボス部屋にしようと思う」


「こんかいはだれがいく?」


「昨日のことも考えて、幽霊騎士に任せようと思う。ただ500人もいるとなると、罠で殺れる数も限られるだろうから、烏天狗と分担してもらうことになるかもしれない」


「リョウカイシタ」


「・・・・了解」


『クララとクラリスには伝えましょうか?』


「それならおれがつたえておく。もしものことがあるかもしれないからな。じゅんびはしとく」


「二人のことは任せたよ一鬼」


「ああ。ゆうれいきし、からすてんぐまかせたぞ」


一鬼はそう言ってメインルームをあとにした


「さて、相手はどのくらいで4階層まで到着するかな?」


『そうですね。『風』を司るダンジョンマスターであるウェンディはかなり時間がかかっておりましたからね。人間たちはそれ以上かかるかもしれません』


「かもね」


『そして、どうやらダンジョン入口付近に陣取っている騎士は攻略班と待機班で分かれているようです。隊長らしき人は待機班で指揮をとっているようです』


「なるほど。馬鹿ではないようだね」


250人一気にダンジョンに入ってくれてたら楽だったが待機班がいるということは、平原にいる別働隊に救助を求める可能性がある


「・・・・・よし決めた」


『何を決められたのですか?』


「幽霊騎士の負担が大きくなるが、作戦を思い付いた」


「ワレニキニセズ、サクセンヲオシエテクレ」


「ああ。至って簡単、平原に陣取っている待機部隊約250人を先に奇襲する。そうすれば、ダンジョンに侵入したやつらに物資が届くことも救助を求めることもできないからね」


「ウム、ナルホド」


「幽霊騎士には奇襲という卑怯な手を使ってもらうが大丈夫だろうか?」


「ダイジョウブダ。タゼイニブゼイ、セイセイドウドウトハイクマイ」


「助かる」


「コンカイハクビヲキリオトシテモダイジョウブナノカ?」


「今回は制限なしで暴れていいぞ」


「ワカッタ。250ニン、ウデガナルナ」


「・・・・私は?」


「烏天狗は4階層のボス部屋で迷宮を抜けてきた騎士を始末してくれ」


「・・・・・わかった」


「さあ、作戦に取りかかろう!作戦が成功すれば騎士のアンデットが500体も手に入る。それなら、当初予定してた融合素材が上質なものになるってものだ。眷属融合をするのが楽しみだ!」


『マスターはもう先のことを考えているのですね?ダンジョンが攻略される可能性もありますよ?』


「そうだね。だから二人とも。この戦いは二人が軸だ。二人が負けたら、このダンジョンは攻略され、クララもクラリスも酷いことをされ、殺されるだろう。それを常に意識し、一人残らず消すまで油断せずに、事に励んでくれ。俺からは以上だ」


「マカセテクレ。コノダンジョンハワレラガマモル」


「・・・わかってる。一鬼と幽霊騎士以外に負けるつもりはないから」


「頼りにしてるぞ」


「ソレデハワレハイッテクル」


幽霊騎士は自分の武具を確認し、幹部専用の移動用魔法陣へ乗り、ダンジョン入口へ向かった


「・・・・私も、いつ敵が来てもいいように4階層で待っているから」


烏天狗も幽霊騎士に続いて、黒い翼を羽ばたかせ4階層のボス部屋へ飛んでいった


「頼むぞ二人とも」







眷属

一鬼

幽霊騎士

烏天狗

クレイゴーレム


ゴブリン雄:220体(生まれたため)

ゴブリン雌: 70体(生まれたため)

スライム :  3匹

闇カラス : 10羽

ゾンビ  : 24体

スケルトン: 10体


住民

クラリス

クララ

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― 新着の感想 ―
[一言] 兵士(魔物)個人の質を上げるんじゃなくて 圧倒的な物量で押し潰してほしい 見てみたい
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