表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
67/72

保健室に行かせて下さい

次の日は、学園からの許可(仮)もおりたので、

キュウちゃんを頭にのせて登校した。

少し意外だったのが、キツネの鳴き声はコンコンでは無かった。

猫に近い声で、ウニャーとか聞こえた。

キュウちゃんだからかも知れないけど、

転生前にキツネの鳴き声を聞くチャンスは無かったので分からない。


キュウちゃんを肩に乗せるか、頭の上に乗せるか悩んだけど、

キュウちゃんに任せる事にした。

まだ上手く掴まれないのか今日は頭の上がお気に入りみたいだった。


キュウちゃんは、全部可愛い。

ただでさえフワツフワの尻尾が三尾もあるのだ、赤い彗星の人もびっくりだ。

例えるなら赤いキュウちゃんだ、緑のポンちゃんも何処かにいるかもしれない。


頭も良い肌ざわりだった。

あえて、あえてだけど不満があるとしたら臭いが無いのだ。

耳元をクンクンしても無臭だった......


「リーナ様、その子どうしたんです?凄い可愛い!」


教室に入った私の頭の上のキュウちゃんを見るなりマリーさんが歓喜した。

この時点でマリーさんは、私の心の友になった。

アイリスさんを見ると、チラチラッとキュウちゃんを見ている、

エエんやでご令嬢でも浮かれてエエんやで。


二人はキュウちゃんを抱っこしたがっていたけど、

キュウちゃんは眠っていたので残念そうに諦めたようだ。


赤ちゃんって、いっぱい寝るよね、起きたら抱っこの刑だ。


ジーク様も微笑ましそうにこちらを見ている。

召喚獣にヤキモチを焼くような事は無いのだ、ジェントルメンなのだ。

意外にもレナード王子も動物好きみたいだ、

王子も基本スペック高いのに、スペックの無駄遣いね。


まあピンクちゃんは、ジーク様狙いっぽいんでアイリスが注意していれば平気だろう。

サクラさんといい、アイリスといい、私よりも断然乙女チックだ、負けてられない。


その後いつものようにピンクちゃんが来て、

ノルマのワンてへぺろをして教室に入り、キュウちゃんを見てがく然としていた。

ずるいわよとか言われたけど、相変わらず何がずるいのか分からない。


「この後、帝国の第二皇子が視察に来るから、失礼の無いようにお願いします」

担任が入って来ていきなりそんな事を言った。


「すいません、お腹が痛いので保健室に行ってきます」

私は元気よく立ち上がると、ビシッと指を伸ばした手を上げて、

体調不良を担任に告げた。


「先生ね、流石にそこまであからさまな仮病を認める訳にはいかないの」

「ですが、二三日後って言ってたじゃないですか」

「もはや仮病は認めるのね、本来であれば最低でもその位手続きにかかるのだけど、

今回は急を要するとの事で、色々はしょったみたいね」

「学園長は、本当に腹痛になって保健室にいったわ」

「では学園長が心配ですので保健室に行ってきます」

「諦めなさい、リーナさん」


私はかなり泣きたくなった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ