貴女が堕としたのは、金髪の第一王子ですか?銀髪の公爵子息ですか? 四日目①
『そう言えばリーナ、明日湖に行くじゃない』
私がいそいそと格納スキルに明日の支度を詰め込んでいると
リアルちゃんが話しかけて来た。
「うん、楽しみ
湖の途中に花の見どころもあるみたいだしね
でも、お弁当食べるならやっぱり湖をみながらかな?」
私は前世でもお花見が好きだった。
でも私が好きだったのはレジャーシートで場所を確保して騒ぐスタイルではない。
あらかじめ途中途中に甘味のお店とか喫茶店のめぼしを付けて
凛と話しながら歩いては、桜が綺麗な場所で写メって
甘味処で休んで甘い物を食べながら雑談する
それを何回か繰り返し疲れたら解散、それが私達流。
仲の良い子は結構いたけど、やっぱり凛が一番気兼ねなく気軽に付き合えた。
『お弁当取る場所は、お腹の好き具合にもよるし
明日皆んなと相談して決めれば良いんじゃない?
そんな事より明日行く湖に出るのよ』
「・・・昼間からデートスポットに何がでるのよ・・・」
『勿論湖の女神様よ!!』
はい、出るって聞いた直後に大体勘づいてました。
そうじゃないと良いかなって思ってたけど
「そんなヒョイヒョイ女神様が現れて良いの?」
『流石にそんなヒョイヒョイは出ないわよ、リーナ特典だと思って。
それに土地の人からは女神様ってあがまれているけど
実際の女神様とは直接関係が無い女神様ポイントで作った
水の上級精霊みたいなものだしね。』
「そんな事にヒョイヒョイ女神様ポイント使うから
女神様ポイントが無くなったのね。
しかもそんな特典は欲しくないんだけど・・・
そうだ明日は、湖に行くのはやめてお花見とお散歩にしよう」
『あーえっとね。
この前話しをした化粧水あるじゃない。
その化粧水の目玉商品として湖の水を使いたいのよね。
流石に大量に水を取ると女神様の機嫌も悪くなるから
上流貴族売り込み用に数量限定の客寄せパンダ的な化粧水。
商流は上から下へが基本的にすんなり広めやすいから、
湖の水はやっぱり欲しいのよ。
勿論リーナの入浴後の水を使った聖女エキス入りとかで売り出しても良いけど』
「そんなの嫌、油分が沢山入ってそうなイメージじゃない
化粧水じゃなくて乳液じゃない」
『それにもうこの世界で文化レベルを広げてくには
このくらいのイベントは諦めるしかないよ。
大丈夫いきなり物理攻撃で襲って来たりしないから』
知ってる、物理攻撃じゃなくて精神攻撃だよね?
聖女の高い精神力をいとも簡単に貫通して
心を抉って来るんだよね?
物理攻撃なら回復魔法である程度いやせるけど、
精神攻撃は時間しか解決しないの・・・
しかも完治しないでトラウマって後遺症を残すの・・・
私は、結局諦めたけど、明日の準備をするスピードは
格段におちてしまったのだ。
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せめて今日だけは良い夢を見れる様に
枕元にジーク様から買って貰ったお土産売り場で売ってた桜の形の小物を置いて寝る事にした。
その小物を買ってくれる際に、
ジーク様が今度王都に戻ったら改めて装飾品をプレゼントしてくれると
言ってくれたが申し訳無くて断った。
でも先程リアルちゃんの話しをきいて今後も色々ありそうだから
安くても良いのでジーク様の瞳の色をしたアクセサリーを
お守りがわりに欲しくなってしまった。
この世界の聖女は精神的にタフにならないとキツすぎるの・・・




