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1話 始業式

ここは地球とは違う異世界の話。


「私たちは皆さんを魔王を倒す勇敢な勇者として育て上げます。」


「しかし10組は別です」

入試のスコアが低いからってそんな言い方ないだろ。1組の3倍学費払わされてるのに。


「今1年生で最も勇者に近い1年1組セレスティア・フロスハイム、10組に一言」

「はっ。入試のスコアがたまたま低かったものもいるだろうから、次の中間試験での挽回を期待している。」

「新入生代表次席、リリス・キマイラ前へ──────」



「ではこれで始業式を終わる」

やべ、寝てた。

「では、新入生1組から退場」

────────────────────

「ノア、どう思う?この待遇クソじゃね?」


「確かにね、噂だと1組は学費免除らしいしね。首席次席は返さない奨学金も貰っているらしいね」


俺の幼なじみのノア・ベルシュタインが不服そうに言った。

「入学式も長ぇし寝ちゃったよ」


「あんたは最初の五分くらいで寝てたでしょ」


「....」


無言で気まずい時間が流れる


その時、教室に白髪のイケメンが入ってきた。

教室がざわついている。


「今日からここのクラスを受け持つことになったクロノス・レストだ。クロレス先生と呼べ」


「では出席をとるから呼ばれたら返事しろ」


ガイダンスとか無しかよ。


「ちなみに出席番号は入試のスコア順だ。」

なんかオチが見えるな

「1番、ノア・ベルシュタイン」

「はーい」

あいつこのクラスでは一番成績いいのか羨ましい

────────────────────

「30番トレス・ヴェルデイン」

「はい」

俺一番スコア低いから恥ずい。クスクス笑ってきてるやつがちょくちょくいるけど同じクラスにいる時点で同類だけどな


「じゃあ今日の予定は1限目は能力カードを作って、自分の実力を測る。ちなみに一限移動教室な。2限目から5限目までは自習だ。」


カリキュラム雑すぎだろ。


「噂によると1組は今日1限しかないらしいよ」

ノアが小声で言った。ノアの茶色の髪が俺に寄ってきた反動で動く。


この学校実力主義すぎる。俺カスすぎるだろ。最下位とか。

────────────────────

武道場に行き、顕微鏡みたいな道具に手をかざすと能力カードができた。他クラスも合同で、お互いにカードを見せあったりしている。


「能力カードの結果どうだった?」

ノアが嬉しそうな顔をしながら聞いてきた。多分こいつ結果良かったんだろうな


「魔力量がDで、身体能力Dで、戦闘知識Bで、センスD、能力がエラーだった」

戦闘知識は伸ばせるとして魔力量、身体能力はどうすればいいんだよ。センスもねえし。

んでエラーってなんだよ。弱すぎたか?


「ノアは?」


よくぞ聞いてくれた。と言わんばかりの表情をして答えた。


「魔力量B、身体能力B、戦闘知識E、センスB、能力Bだったわ」


全体的に高いな。3組くらいの実力はあるんじゃないか?

「てか戦闘知識ないならお前の場合致命的じゃないか?」

その時、ふと首席のカードが目に入った。

魔力量S、身体能力S、戦闘知識S、センスSS、能力S。


チートすぎだろ。AがMAXだと思ってたのに。知らない方がいいこともあるんだな


────────────────────

自習では俺は自分の今(・)持ってる能力の研究をした。

ノアは戦闘知識が低かったので、教科書を読んでる。昔からあいつ覚えるの苦手だからなー。

────────────────────

「じゃあ帰りのホームルーム始めるぞ」

「まず明日の予定だが、1限目が1組の首席と10組の首席のエキシビションマッチだ。2限目が物理基礎、3限目が歴史、4限目が自習、5限目が戦闘基礎だ。」


一瞬聞き流しそうになったが1限目見世物(エキシビション)試合(マッチ)かよ!

ノアが震えている。流石に気の毒だ。


「先生、俺がエキシビションマッチ出たいです。トップとドベが戦った方が面白いでしょ?」

気づいた時には口が滑っていた。


「そうか、じゃあ会議に出しておくよ」


ミスった。まあでもこいつには借りがあるからな

────────────────────

「トレスありがとう。お葬式は行くからね」

放課後の教室、ノアが泣きながら言った。


「死ぬ前提で話すなよ。たしかに俺が勝てるとは微塵も思ってないけど。」


「けどさ、時間伸ばして耐えまくろうと思うんだ。」

俺は本気(まじ)だ。


「なんでそこまでやる気なの?」

ノアが顔を覗きながら首を傾げて聞く。


「やっぱり10組も強いって全校生徒に知らせたくて」

「ほんとは?」


「2限目の物理基礎受けたくないから」

物理とかおもんなすぎる。ムズすぎてまじわからん。


「そんなこったろうと思ったわよ。まあでもそんな生半可な気持ちで出来たら大したもんね」

ノアが笑いながら言う。


絶対時間稼ぐ!









最後まで読んでいただきありがとうございます!

次回はエキシビションマッチ編です!

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面白い作品がかけるように頑張ります!

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