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091⚫️終了は拍手
おう! やっとラベリアと公国の正規軍だな。
このところ移動と美味いもんの繰り返しだったから、ちょっと太ったかもしれん。
子どもの相手くらいしか体を動かしとらんしな!」
♬われら勇猛、ファルマ王国軍!海をこえて、ルルル、大地の彼方!♬♫♪♪
突撃だあ!!
ファルマ王国軍は敢然と突進した。
両翼の騎馬兵が風を切り、平野を一気に駆け抜ける。
その時だった。
平野の左右から、信じられない距離を矢が飛んできた。
雨より濃く、風より速い。
盾で受けても、兵はその場で体を硬直させ倒れ伏す。
大軍であるがゆえに、俊敏さを活かせない。
想定外の攻撃に、ファルマ軍は戦場の真ん中で立ち往生した。
そこへ、抜刀したヴァルターたちが紡錘陣形で雪崩れ込む。
剣や槍に触れただけで、またもや兵たちは動きを止めた。
いつの間にか包囲網は、一匹の魚も逃さぬように迫っていた。
何が起きているのか分からないまま、
ファルマの兵たちは武器を投げ出し、そして拍手した。
この地では
拍手こそが“戦闘終了”の合図だ、と
子どもたちから聞かされていたのである。
戦闘終了の合図が拍手 については、
「第2部 077●決着」 https://ncode.syosetu.com/n1477ma/75/ 参照




