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066⚫️魚釣り & 067⚫️とらぬタヌキの
066⚫️魚釣り
「あ〜あ・・・。やっちゃったあ・・・。」
「着陸に失敗して、こんなことになるとはなあ。」
イチカがため息をつき、ダンが嘆く。
ふたりは任務地の惑星に着’陸’するはずだったのだ。
ちょっとしたデータの’入力まちがい’に気づいてさえいれば・・・。
ここに着水するはずは、なかったのである。
海のど真ん中で救援を待ちながら、ダンは釣り糸を垂れた。
067⚫️とらぬタヌキの
「よおし! 見えてきたぞ、北の大陸だ!」
「距離はまだある。だが、上陸用舟艇の準備にかかれ!兵卒は腹を満たしておけ!」
甲板に笑い声が広がる。
’影の軍団’が伝えたという噂。
北の大陸にはとびきりのご馳走と旨い酒がある・・・。
密かな流言はいつの間にか、全員が知ることとなった。
誰が第一歩を踏み出すのか。
誰が’巨竜’を仕留めるのか。
皆が、自分の手柄を当然のように思い描いていた。
「提督、我々も食事にしましょう。これからは戦場での日々となります。」
「そうだな・・・ふん、まさか海軍に配属されるとはな。わたしは陸が性に合っている。」
「本官も同じです。ですが、陸戦を支えるのも名誉なことです。」
提督は何かを言いかけた。
・・・その瞬間。
轟音。
艦が何かにぶつかり、船体が大きく傾いた。
浸水が始まった。




