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036⚫️何をこえたの? & 037⚫️音ではない何か
036⚫️何をこえたの?
’う・・ん。なんかおかしいのよね。’
イチカの言葉の意味が、ようやくオレにもわかり始めた。
雪原の襲撃、’スノー・ウーマン’の来襲。
海賊の追撃、ジャングルの遺跡。
矢継ぎ早にイベントが多すぎた。
遺跡の地下、おかしな石階段。
感覚が狂う。何かがズレている。
何かをこえてしまったような、違和感。
そして、眼の前に現れたもの。
・・・光輝く’天秤’。
037⚫️音ではない何か
’お頭、これは・・・?’
’ただの天秤ではあるまい。北の大陸の竜の使役法に繋がるものに違いない。’
’では、先に入った者たちは・・・?’
’この天秤が、行く先を知っているやもしれん。周囲の警戒を怠るな。’
黒装束が、光の中心へと静かに歩み寄る。
その瞬間、
音ではない’何か’ が、頭の内側に直接響いた。




