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016⚫️イヌガミとオオガミの邂逅
「なるほどねえ。あなたもそういう身体特性があるのね。」
「ああ。だけど、お前のほうがすげえな。」
「先祖代々って、大昔からなの?」
「オレのオフクロがイヌガミって一族の末裔でな。ダン・I・モロコシの’I’は’INUGAMI’なんだと。」
「へっ~。パパはヤマト・オオガミだから、ちょっと似てるわね。」
「えっ!おめえ、オヤジさんがオオガミなのか?!」
「そうだよ。なんか小さい時からわたしに、‘怪我とか病気とかは、全然心配いらん’、って言ってくれてたけど。光線銃で撃たれたのは初めてだったよね。治るもんなんだね。」
「おい、おい!うちには代々、’オオガミにあったら敬意をこめてつきあえ’、って伝わってるんだ。」
「ふ~ん・・・じゃあ、きっとご先祖様は仲がよかったんだよね。」
洞窟の中で小休止するふたり。
奪った1台のスノーモービルの通信機から、イチカは情報部に連絡を試みている。
外では雪がまた、激しくなっている。




