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チート姫  作者: 木苺
     杖を使った魔法の稽古
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野営

(3/5)

旅の初日は、川辺で野営だった。


どうして村まで進まないのかとたずねたら、王都を出たら、水源を守るために川の両岸は王領となっている。

だから 川から歩いて1日の範囲に村はないのだと教えられた。

 ヒロポン国って なんだか面倒そうな国だ。


髪からしずくがしたたって目にはいりそうなくらい 全身ぐしょぬれ。

服を着替えたり、体を乾かす間、師匠には私の姿が見えないところに居てほしいなぁと思ってお願いしたら、「だったら 明日の出発まで別行動にしましょう」と言われた。


 いまいち マルレーンの感情の機微が分からない。

 私のやることなすこと話すことすべてに腹を立てているようにも感じるのだが

 表面的にはすごく穏やかだし

 彼から学ぶことは多いから、私は お師匠様として彼を信頼することにしているのだけど・・・


正解のわからない謎に悩んでもしかたがない。

体が冷えてゾクゾクするので

 まずは 服をすべて脱ぎ捨て もう一度 川に飛び込んで汚れを落とし

 そのまま 宙に浮かんで、体についた水気を全部 川へ払い落とした。


 それから 宙にうかんだまま岸まで移動して、乾いた地面にグランドシートを敷いて、そこに降りた。

 あとは 普通に衣服をまとうだけ。


 めんどうなので 乾いている予備の服を着た。

 それから 汚れてぐっしょりの服を 川で洗って絞って宙に浮かべて水を払い落として グランシ(グランドシートの略)の上まで運んだ。

 これすべてイメージ通りにことを運ぶ思念の力で。


どっと疲れた。

そこで結界を張って休むことにした。

 防衛用の結界に断熱効果を付け加え、結界の中を少しだけ温めた。

 室温25度。あったかーい♡


日ごろからマジックバックの中に蓄えていた料理を取り出して食べた。

 ブドウパン・コーンスープ・豚のひれ肉ガーリックソテー・ジャガイモ炒め・青菜のおひたし・紅茶。デザートはヨーグルトムーズのブルーベリーソースがけ・ココア


 今日は 新しい魔法をたくさん覚えたので 夕食を豪華にした。


この世界には 私の口に合う歯ブラシがなかったので、クリーン魔法で歯磨きの代わりとした。

 これ 歯磨きするよりもうんと楽。


周りはすっかり暗くなったので、結界にも黒く色づけをして目立たないようにした。


ベッド(寝具込み)を取り出し就寝準備OK


星空を見ながら寝たかったので、結界の上辺だけ透明にしておいた。

 まさか 覗く人いないよね。 それとも シノビに見張られているかな?

 面倒だから 中から外はのぞけるけど 外から中は見えないようにしておいた。


赤い星 青い星 白い星

ちらちらしているの やや大きめで縁がにじむようにぼやけているもの

小さくても強い光を放つもの


いろんな星があった。


あまりにも たくさんの星が見えてたので 何がなんやらわからないなぁと思っているうちに眠ってしまた。



朝日で目が覚めた。

 結界と結界内のモノを撤収した。


朝の空気を吸い込みながら 朝食をとった。

 ヒロポン国には インスタントコーヒーのような粉末がある。

 芋を砕いて乾燥させたものらしい。

 これを湯で説いてから牛乳で割ると、コーヒー牛乳味になる。


 そのコーヒー牛乳と干し果物が入ったブランデーケーキ・かき卵・生ハム

 新鮮レタスとほぐした柑橘果実のヨーグルト和え。これが本日の朝メニュー。

  生ハムとレタスを重ねてヨーグルトのかかった柑橘果実をくるんで食べるとすっごくおいしいの


本日の魔法レッスンに備えて カロリー高めの朝ごはん。

 糖分・たんぱく質・ビタミンは大切よ♡


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