『2010年代の総括。そして2020年代、新たな時代のロボットアニメへ』
2010年のロボットアニメをここまで語ってきたわけだが、如何だっただろうか。
作品数だけで言えば、全盛期と言われた80年代90年代よりも多くのロボットアニメが生まれた年代であった。
しかし、前年代よりムーブメントを巻き起こした、と言える作品が少ないのは事実だと言うのは受け止めるしかない。
「2010年代を代表するロボットアニメがない」
と言われたら確かにそうですが、
『貴方は2010年代の全部のロボアニメを見てその結論に達したのですか?』
と言いたい。
知りもせず漠然と言うのは駄目です。
そして、これを読んで「最近はロボットアニメが無い」などと思い込んでいる人は考えを改めて欲しい。
昨今はTV作品だけじゃなくYouTubeやNetflixなど、ネットでの配信や劇場公開作品も増えている。
頑張って調べて新たな作品を随時、追って欲しい。
それと最近の“ロボット作画”についてもだ。
手描きでのロボットは昔と比べて大分減った。
大手のサンライズが辛うじて続けてるぐらいで体感的に手描きメカ1割、CGメカ9割ぐらいの割合でCGロボット作品の方が多く、もはやこっちが主流である。
しかし、ロボがCG作画だからと言って「見ない」と言う選択肢を取るのは愚かだ。
技術は日々進化している。
CG作画はCGだからこその良さもあるし、手描きでやるような演出も可能になっている。
もちろん全てを保証するわけではないがCGで描かれたロボットアニメも別け隔てなく見てくれ。
そして、始まったばかりの2020年代。
新型コロナの影響で放送の中断や延期を余儀なくされた物は多い。
そんな窮地に陥ってもロボットアニメの火は潰えてない。
年間で言えばここ数年10作以下にはなってないのだ。
今年2021年も良い作品の数が豊富だ。
「シンエヴァ」「閃光のハサウェイ」「ダイナゼノン」「ゲッターロボアーク」など人気作、ヒット作品にも恵まれた良い年である。
特に今年は「シンエヴァ」も含め「シドニア」や「エウレカ」など様々なシリーズ物が完結する。
作品が終わる事は悲しいが、新たにスタートするロボットアニメが明るい未来を見せてくれることを祈ります。
そしてロボ小説書きである自分の作品もいつか、その中の一つに入りたいです。
2020年代、新たなロボットアニメ時代に幸あれ。
ご拝読ありがとうございます。
最後に2020年と2021年のリストをどうぞ。
《2020年》
[冬期1月~]
劇場版 Gのレコンギスタ II ベルリ撃進(映画)
[冬期4月~]
新サクラ大戦 the Animation(TV)
魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸(WEB)
トミカ絆合体 アースグランナー(TV)
LISTENERS リスナーズ(TV)
スーパーウィングス(TV)
[夏期7月~]
デカダンス(TV)
トランスフォーマー ウォー・フォー・サイバトロン シージ(WEB)
サクラ革命 華咲く乙女たち(WEB)
[秋期10月~]
ゾイドワイルド戦記(WEB)
ゲボイデ=ボイデ(WEB)
トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン アースライズ(WEB)
蒼穹のファフナーTHE BEYOND 第7・8・9話(映画)
OBSOLETE(EP7-12)(WEB)
《2021年》
[冬期1月~]
バック・アロウ(TV)
パシフィック・リム: 暗黒の大陸(WEB)
シン・エヴァンゲリオン劇場版(映画)
[春期4月~]
レゴ モンキーキッド(TV)
SSSS.DYNAZENON(TV)
86 エイティシックス(TV)
新幹線変形ロボ シンカリオンZ(TV)
ゴジラ S.P シンギュラポイント(TV)
エデン(WEB)
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(映画)
シドニアの騎士 あいつむぐほし(映画)
スーパーウィングス season2(TV)
[夏期7月~]
ゲッターロボ アーク(TV)
劇場版 Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産(映画)
トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン キングダム(WEB)
[秋期10月~]
86 エイティシックス(二期)(TV)
境界戦機(TV)
メガトン級ムサシ(TV)
マブラヴ オルタネイティヴ(TV)
サクガン(TV)
シキザクラ(TV)
ガンダムブレイカーバトローグ(WEB)
蒼穹のファフナーTHE BEYOND 第10・11・12話(映画)
EUREKA 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(映画)
劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!(映画)
劇場短編マクロスF~時の迷宮~
……and more