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国の予算をどう決めるか
国家は生産力を気にして物を買わないといけない。今の生産力と未来の生産力を気にしないといけない。国民も一般企業も日々の活動に追われている。その中で国家は未来に関して考えないといけない。民主国家ならなおさらだ。未来に責任を持たないといけない。未来を考えないといけない。具体的には未来を考える人を雇うことになる。雇って給料を払い、考えてもらう。つまり、このこと自体に予算が必要だ。
何にだって予算が必要になる。じゃあ、どうやって予算を決めればいいのか。それを考えていこう。
まずは各省庁が必要になるもの、ことを集めてくる。これは自衛隊員の給料は来年いくら必要になるよ、とか、来年は新しく警察官を何人雇うからよろしくね、とか、ワクチンを買うよ、とか、道路を直すよ、とか、そういう数字が積みあがってくることだろう。それらを選別しないといけない。どういう基準で?
まずはその数字は国の生産力を占有する。そこから考えないといけない。




