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経営者の不平等
国に「雇用」は作れない。雇用は企業が作る。企業家が失敗する可能性もコミでする行為が経営で、その過程で生まれるのが雇用だ。儲かるかもしれないがもちろん儲からないこともあるだろう。そういう賭けのもと、「雇用」は成立している。本来は。昨日成立していた企業が明日倒産することもある。そういう賭けのもと、「雇用」は成立している。ダメになりそうな企業を国が延命してきたことも人類の歴史にはいくつもある。ろくなことにはならないし、今の日本では控えるべき事柄になっているよね。コロナ禍は一時的ということでやっているけど。不正が付きまとうのはご覧の通りだ。
「雇用を守る」も結局は同じことになる。ダメな企業の延命と結局は同じことだから。ダメな経営者の優遇になる。まともに経営している経営者との不平等を生み出す。逆の場合もある。経営者に犠牲を強いて雇用を守らせることも可能だ。国の力があれば。これも結局は不平等を生み出す。