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銀行が全てを支配する
バブル崩壊後も金は貸された。借りた人は儲けただろう。そのためだからね。でもそれだけだ。結果が全てを示している。少子化だ。多くの人が結婚し子供が作れなかった。不平等を拡大する装置と化している。「借りた金を返す」が。正確にいえば「借りた金を返す」と日銀による市中銀行を通じての通貨供給が。不平等の拡大は国家を壊す。国家を構成する国民が減っていくんだから。つまりは致命的におかしい。かと言って「借りた金を返す」をなくすわけにはいかない。分かりやすい契約の基本、法治の基本の基本、これがなくては社会が成り立たないぐらいの根本だからね。
じゃあ、日銀が銀行にお金を貸すのをやめる?これもまずいことになりそうだ。たぶんどうにかなると思うよ。銀行が今持ってる力の範囲でお金を貸すわけだ。貸されるお金は減るだろうけどそこはまずは置いて置くとして、銀行は自前でもお金は貸せるだろう。そうするとあれだね、銀行が全てを支配するね。