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失敗の責任
戦いの専門家に任せて戦力を蓄えれば相手の国が戦いを仕掛けてきてもやられっぱなしにはならない。被害は出るけども。でもどうせならその被害も出さないようにしたいよね。その被害が自分の死ということもありえるんだから。そうしたいならもうひと手間かける必要がある。
そうするには相手の国に「攻めかかってもそう簡単にはいかないぞ」と思わせないといけない。そう、手持ちの戦力を知らせるってことがその一つだね。相手の国が利益を求めて攻めかかってくるなら公表された戦力を計算に入れるだろう。計算に合わなければ攻めてこない。めでたい。
まあ、計算に合わなくても攻めかかってくることはあるだろう。独裁国家ならありそうだ。その場合は実際に戦争をする軍部に期待かな。戦って失敗すると実際に死にかねない。反撃に直接やられることもあるし、失敗の責任を取らされこともあるだろうし。たぶん死に近い目にあわされると思うよ。誰だってそんな目にはあいたくない。