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経済の大きさ
主権在民。国民が権力の源泉であり、責任もとる。通貨発行権もその中に含まれる。通貨発行権を極端に小さく考えるとお札を発行していいのは国、ただ一つである、ってなる。これは間違いない。噓でない。真実だ。だけど通貨はモノを離れた。金貨に振り回されるのをやめて紙切れをお金だと言い張り、通用させ、今となってはコンピューターの上の数字も通貨だ。こんな昔から見れば無茶苦茶なことになっているのは金貨に振り回されたから、金貨がお金としては使い勝手が悪いからだ。人間はなんと、金貨が足りなくなるほど経済を成長させることができた。それもかなり昔から。これが不換紙幣につながって行ってもはや紙幣すらいらなくなるんだけどここで重要なのはお金が発行されないと困るってところだ。どう困るのか。経済が成長して困ったことが起こったんだからわかるよね。お金が足りないと経済が成長できなくなる。
言い換えるとお金の量で経済の大きさが決まってしまう。